2013年11月号

スポーツドリンクとむし歯

スポーツドリンクイメージ

健康的なイメージが強いスポーツ飲料・・・・・・。
大人には効果的かもしれませんが、乳幼児に与えるときには、注意が必要です。

●続けて飲んでいるとエナメル質が溶ける
スポーツ飲料は運動後の糖類・水分補給に適している飲み物かもしれませんが、乳幼児や重症心身障がい者に過剰にタラタラ飲ませた場合、むし歯になる確率が高くなるといわれています。
その理由は、むし歯は口腔内環境のpHが5.7以上の酸性度が強くなると歯の表面(エナメル質)に酸が付着し、脱灰(エナメル質を溶かす作用)現象がみられます。
したがって、スポーツ飲料を持続的に飲み続けているとむし歯の始まりの脱灰現象がおきてきます。
しかし間食をしない人では、食物を摂取した際にpH値がさがり酸性度が上がりますが、口の中の唾液の中和作用により酸の付着が弱められます。休む暇もなく糖分を摂り続けていると、唾液中のpHが賛成に傾き、中性に戻る能力をういないます。

●寝る前に飲ませない、飲んだら歯磨きを
スポーツドリンクは寝る前に飲んだり、乳幼児に哺乳瓶で与えることは極力避けたいものです。
乳幼児は大人に比べて水分の補給が大切ですが、スポーツ飲料を飲ませなくても水道水等による補給で十分と考えられます。乳幼児は味覚の発達や学習する時期でもありますので、砂糖やクエン酸入りの飲み物を与えてしまいますと、記憶の中にインプットされ、水道水などの水を飲むことを拒否する場合が生じてきます。

●どうしても飲む必要がある場合は時間をおいて
糖類の中でむし歯の発生に影響しない糖アルコール(砂糖代替甘味料)は、インスリンの誘発性も少なく、低カロリーでよく品の保湿目的で多くの食品に使用されています。また、むし歯になりにくい食品の甘味料として、使用されています。
スポーツ飲料というと健康的なイメージが強いのですが、乳幼児の接摂取には十分注意しましょう。
どうしてもというのであれば、半分にうすめてから与えるという方法もあります。与える時間の間隔を十分において、飲んだあとはブラッシングをするなど心がけるとよいでしょう。