浩子の部屋

みっくしゅじゅーしゅ

ママと一緒にお買い物から帰ってきたコウキ君。
「ママ、みっくしゅじゅーしゅ、ちゅくりたい〜!」
と、言い出したので、早速にママが用意してくれました。バナナとデコポンと牛乳です。コウキ君は、バナナを剥いていたのですが、ミキサーに入れる前に・・・パクッとお先に「味見」をしていました。
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「あれあれ??食べちゃったら、ジュースにできないよ〜。」
お腹が空いていたのか、我慢ができなかったようです。今度は、小ぶりのデコポンの皮を剥きます。たまに、種があるので、それを取りながら薄皮も剥きます。ママが手伝ってくれるのですが、これはちょっと難しいかな??
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「じゃあ、氷を6個入れてねぇ〜。」
と、ママに言われた通り、コウキ君は冷蔵庫の氷を取り出してきました。
「いち、にい、しゃん、しぃ、ごぅ、ろちゅ・・・ママ、はいったよ。」
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「もうちょっと入れてくれる?あと3個。」
「はい、わたぁりましたぁ〜!さんとぉ、いれましゅ。いち、にぃ、しゃん。」
「じゃあ、今度は牛乳を入れま〜す!」
上手にできるかな?こぼさないように、そ〜っと、そ〜っと入れます。
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「今度は、ハチミツを入れます。はい、大きなスプーンで2杯入れま〜す。」
トロトロとしているので、コウキ君には、入れるのは難しいかも??
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ところで・・・結局、その甘〜いハチミツの付いたスプーンを舐めたいようです。舐めるのも楽しみのひとつですね。(笑)
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「じゃあ、スイッチを入れて・・・」
ぐるぐると回っています。コウキ君は一生懸命眺めています。美味しいジュースができるかな?表情は、真剣です。まわっている間に、おいしくな〜れ、おいしくな〜れ。
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「は〜い、できましたよ。じゃあ、コウキ君、はい、コップに入れます。」
ごくごく、ごっくん。あ〜ぁ、おいしかった〜♪
口の周りに、いっぱいジュースの泡をつけて、私のところにも持ってきてくれました。
「ばあば、これ、のむ?どうじょ!!デパートのやちゅみたいやで。」
「あっ、ありがとう。いただきま〜す。」
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とっても嬉しそうにしています。
「ばあば、おいしい?」
「う〜ん、おいしいよぉ。コウちゃん、ごちそうさま。」
私が、コップの半分を飲んだら、
「ばあば、もういらない?」
まだ、飲みたそうにしているコウキ君。
「コウちゃんにあげるよ。飲んでいいよ。」
すると、満足げに一気に飲み干しました。
ミックスジュースは、子供にとって、マジックスジュース(魔法の飲み物)。
ママの手作りのものは、新鮮で、甘さも控えめで、とってもいいですね。子供には、ママはお料理の「魔法使い」のように見えるのでしょうね。こんな何気ない日常のひとコマですが、子供の反応の仕方に目を向けてみると、ほんとに面白いです。嬉しさも、美味しさも、体中で表現してくれるのですから。
ジュースの甘さより、孫のこぼれる笑顔が、最高のご馳走です♪

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