32年前の今日、5月8日は「江上歯科」の開院日です。
その記念すべき良き日に、新しい江上歯科医療ビル建設の為の「地鎮祭」を取り行うことになりました。天気は、快晴!!いつも恵まれていて、ほんとにありがたいこと・・・と、感謝の気持ちでいっぱいです。早朝より、工事関係者の方がテントを張って、椅子を並べて、準備してくださいました。
午前の診療が終わった午後1時より始まります。スタッフの八木さんに、奉献用の祝鯛と小餅を阪神百貨店に受け取りに行ってもらいました。12時半ごろ、神主さんも軽トラックに荷物を積んで到着されました。
いよいよ、神棚を組みたてられます。雅楽の方や巫女さんも神社より歩いて到着されました。お琴も用意されています。どんな演奏が聴けるのでしょうか・・・楽しみです。
旭化成ホームズやエーシーティーの関係者の方も到着されました。
スタッフも、診療が終わって手の空いた人から急いで着替えてもらいました。13時になったので、30名全員集合し、地鎮祭の開始です。雅楽の方も控えておられます。富島神社宮司の江本さんが、皆さんに説明をされながら、地鎮祭の儀式(土地の氏神を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る)が厳かに始まりました。
「修祓(しゅばつ)の儀」・・・参列者やお供え物を祓い清めます。
「降神(こうしん)の儀」・・・神職が「おお〜〜〜」と声を発して、祭壇に氏神様を迎えます。
「献饌(けんせん)の儀」・・・神の祭壇のお供え物を食べていただくため、酒と水の蓋を取ります。
「祝詞奏上(のりとそうじょう)」・・・この地に建築主江上一郎が江上歯科の建物を建てることを告げ、工事の安全を祈願する祝詞を奏上。
「四方祓(しほうはらい)の儀」・・・宮司と建築主が一緒に土地の四隅をお祓いし清めます。
ここからが、鎌・鋤・鍬の「地鎮の儀」です。
「刈初(かりそめ)の儀」・・・設計者が草を持つようにして、「えい、えい、えい」と鎌を入れます。
「穿初(うがちぞめ)の儀」・・・建築主が「えい、えい、えい」と鋤で土を耕します。
「鎮物埋納(ちんぶつまいのう)の儀」・・・宮司が鎮物を置き、施工者が「えい、えい、えい」と鍬で土をかぶせます。
「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」・・・江上家家族全員に続き、江上歯科従業員代表、設計施工業者の各代表が、玉串を奉り拝礼します。
「撤饌(てっせん)の儀」・・・酒と水の蓋を閉じます。
「昇神(しょうしん)の儀」・・・降りていた氏神様を「おお〜〜〜」の声と共にもとの御座所に送ります。
これで、一連の儀式が終了しました。ここで、列席者全員にてお神酒で乾杯する「直会(なおらい)」。宮司さんの「いやさか〜!」のお声のもとに皆で唱和して、お祝いしました。
このあとは、雅楽の方による演奏を2曲聴かせていただきました。1曲は、結婚式でもお馴染みの「越天楽」。もう1曲は、うららかな春を感じさせるものでした。
「笙(しょう)」と呼ばれる笛の音は、雲間からさす光のように、神様が天から降りて来られる感じであり、「天の気」を表しています。
吹いておられる「篳篥(ひちりき)/龍笛」は、「地の気」を表し、人間の喜怒哀楽を表現します。また、神様の白い紙で作った紙垂は、「雷」=「神成り」からきているという説明もしていただきました。
滞りなく終わった式典のあとは、皆で食事会です。ラマダホテル大阪の地下1階の「花外楼・大淀別邸」にて、簡単な和定食の昼食です。大勢でいただく食事は、何よりも愉しい宴です。
地鎮祭は、土地の気を静めて工事の安全を祈るばかりではなく、この機会に工事関係者が一堂に会し和やかにお互いの顔合わせをすることで、良い人間関係をつくることができると思います。地鎮祭という行事の大切さをあらためて感じました。
風通しのいい交流は、スムーズな工事に繋がる!!(祈念)