「え〜〜〜っ?!あの銀行が無くなるの??え〜らいことやん!!」
30年来の取引のある近畿大阪銀行中津出張所(旧中津支店)が、今年の7月16日で、急遽閉店になるというのを、今月の初めに知りました。天神橋支店に統合されてしまうので、随分離れた扇町まで行くことになります。自転車でも遠い支店に、ずっと行くわけにもいかないので、近隣の地方銀行である大正銀行に乗り換えをすることにしました。
昨日の朝には、大正銀行の新しい口座開設の為に、主人と一緒に出かけました。それで、今日は、定期預金の解約の為に近畿大阪銀行に一緒に出かけることになりました。
「ぼく、近畿大阪銀行へ行くのは初めてや。」
「えっ、30年もお付き合いしてるのに、行ったことないん?」
「あ〜ぁ、こんなところにあったんか?!知らんかったなあ。」
「えっ、ほんまに場所も知らんかったん?」
びっくりしました。私がほとんど・・・というか全部会計や税務をしているので、あまり知らないとは思っていましたが、全く初めてだということを、今日知りました。(笑)
「今日が銀行デビューで、今日で最後というわけか。」
「ほんまやね。もう来ることないかもね。でも、貸金庫の解約にまた来ないとあかんわ。」
「そうか、貸金庫もどんなんか知らんし。住友銀行へは1回だけ行ったことあるけど、なんか地下の倉庫みたいなとこやったなあ。」
「そう、住友銀行は何回か行ったことあるんやったね。随分前の話やけど・・・」
主人の頭の中では、「営業マン=銀行さん」というイメージしかないんでしょうね。
つい、5〜6年前のことですが、主人が、
「最近は、ほんまに便利になったなあ!!銀行へ行かんでも、かってに器械からお金が出てくるようになってるらしいなあ。」
「えっ?!今頃気づいたん??もう30年以上も前からあるよ。」
「ほんまか?!知らんかったなあ。そんなに前からあるんか・・・」(ブツブツ・・・)
仕事に関する技術や不動産情報にはとても関心があるのですが、銀行関係はここまで関心がないというか、興味がないというか、自分の範ちゅうではないと切り捨てているというか、驚くばかりです。今回も私が頼んで行ってもらわなかったら、近畿大阪銀行の所在は、ずっと知らないままになっていたようです。大正銀行も初めて行かせてもらって、
「こんなとこにも、銀行があったんか。小さいけど、なかなか綺麗なとこやな。」
と、あちこち見周っていました。少しは、興味が湧いたのかしら・・・???
男63歳にして、銀行を知る。
なんか「今まで台所に立ったことのない男性が、料理を始める」みたいなノリですね。残念ながら、ウチの主人は、台所には大昔から立っています。そして、今もずっと・・・いわゆる「ゴキブリ亭主」?です。でも、そのゴキブリにお世話になっているのは、私です。(スミマセン)
女57歳にして、夫の世間知らずを知る。(苦笑)