浩子の部屋

子ども手当に思う

昨日、娘宛てに、大阪市北区保健センターの地域福祉から、「子ども手当認定通知書」が送られてきました。子ども1人につき月額13000円ということで、2人分の4・5月分として、総額52000円が6月28日に指定の口座に振り込まれる予定だということです。前代未聞の政府の対応に、ありがたいけれど、何故か不安を感じるのは、私だけでしょうか?
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もともとは、税金で賄われる、その子ども手当。財源も借金だらけのパンク寸前の状態なのに、こんなに支払ってどうするんだろう・・・と思います。これで、少子化に歯止めがかかるのでしょうか?消費税は、確実に10%になるでしょうし、消費者も無駄なお金をだんだん使わなくなって、日本経済はどうなっていくのでしょう?
でも、本当に子供の教育の為に使われる子ども手当ならば、それはとても素晴らしいことです。近年は、「イクメン」という言葉が流行っているそうですね。皆さんもご存知ですか?
育児を手伝う男を「育男(イクメン)」と呼びます。これは、ある雑誌社の方が「イケメン」を文字って作った造語で、3年ほど前からちまたで流行っています。近年、イクメン指向のお父さんが急増、イクメン向けの育児講座なども開かれているということです。夫婦共働きも増え、育児休暇を妻と交代でとる夫もあるという昨今。育児に積極的に参加していただけるのは、女性にとってはとてもありがたいことですね。
その他にも、「オムリエ」「パパ友」「カジメン」という言葉も使われています。「オムリエ」は、オムツの扱いを通じて育児に関わるお父さんのこと。「パパ友」はママ友と同じように使われています。「カジメン」は、その字のごとく、家事を積極的にする男のことです。
厚生労働省の長妻大臣が、今年の1月の国会で「イクメン・カジメンを流行らせたい!」と言って、厚生労働省の主管で「イクメンプロジェクト」を発足し、この6月17日より始動されました。このプロジェクトは、働く男性が、育児をより積極的にすることや、育児休業を取得できるよう、社会の気運を高めることを目的としています。育児をすることが、自分自身にだけではなく、家族や社会、勤めている会社に対しても良い影響を与えるというメッセージを発信しつつ・・・
「イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男のこと」
をコンセプトに、少子化・晩婚化に歯止めをかけようという狙いのようです。 
子供を通じて、大人として、親としての自分が磨かれていく。子どもの成長に関わることで、自分の中の見えない部分に気付きを与えてくれます。素直で透明で純粋な心を持った子どもと向き合うことほど、人間として成長できることはないですね。つまり、神社のご神体の鏡のように、ピカピカで真っ白な子どもの心に映し出される「ほんものの自分」と向き合う「育児」。
「教育」は指導という、上から目線。「育児」は、親子が共に育つという、持ちつ持たれつの世界。今の私は、子育てを終えて、親の責任は逃れたものの、祖父・祖母としての責任がまた生まれています。祖父母としての責任は、「人の道」を伝えること。遠巻きに居て、人生のはるか遠い行く先を伝えること。そして、「生」があり「死」があるのを伝えること。
子ども手当の是非はともかくも、育児に関わる男性が増えることは、とても素敵ですね。
我が夫は、30数年も前から、「イクメン・カジメン・イケメン?」
今は・・・「イク爺・カジ爺・イカレ爺?」(笑)
毎度お世話になってます。

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