浩子の部屋

いただきもの

夏のいただき物の中には、珍しい物があります。
例えば、水羊羹ですが、カップではなく、本物の竹筒に入った超高級水羊羹。
「竹の香りがして、一味違いますよ。」
と、いつも珍しくて美味しい物を持って来てくださる患者さんです。
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早速に、「エッセン・タイム」(夕刻の休憩)にいただくことになりました。
「トントンと叩くと、スルっと出ますから、召し上がってくださいね。」
と、おっしゃっていましたが、いざ、トントンと振ってみても、意外と出てきません。では、竹筒の裏に穴を開けて、空気を入れてやろう・・・としましたが、小さな穴では効果が出ず、ドライバーを持ってきてもらうことになりました。
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コンコンと穴をあけて・・・「あれっ??ちょっと大きな穴開きすぎたかな〜。」
そして、トントンと叩いて振ってみると・・・スルっと出てきました。
「わぁ〜〜!!竹の節が、羊羹にしっかりめり込んでる〜〜!!」
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「ほんまや!!きゃあ〜、竹の裏側、ごっつう穴開いてる」(笑)
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でも、味に変わりは無し。ツルっと出てきた水羊羹は、ほんのり甘く、冷たく、竹の香りがほわっとして、とっても全体が引き締まった感じの味でした。
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スタッフの分も、私がトントンして・・・スルっと出てきたのを食べてもらいました。みんな美味しそうに食べますね。
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院長は、素敵な「モアイ像」のような立派な「アゴ」で、ムシャムシャ!!
なんかミスマッチな感じですが・・・(笑)
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自宅では、夕飯に、いただいた「活車海老」のオドリ(刺身)にすることになり、もみ殻に埋まっている車海老を一匹ずつ洗い桶に出していきました。実は、生きている海老はちょっと苦手です(汗)。
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コウキ君は、恐る恐る覗きにきました。
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すると・・・ぴょ〜〜んと洗い桶から、車海老が跳ねてとび出してきます。
「きゃあ〜〜あ〜〜!!」
私のその声に、よけいにビックリするコウキ君。ちょっと半泣き顔です。
わぁわぁと黄色い?叫び声を出しながら、弱っているものと活きのいいものを選別します。
(なんでこんなことせなあかんねん?・・・と心の中では思いながら・・・)
弱ったものは、塩焼きに。活きのいいものは、動いているのを頭落として、刺身に。
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刺身にしたものに醤油をつけて、私がまず食べてみせ、
「甘くて美味しいよ〜♪コウキ君、食べてみる?」
と言ったら、ちょっとおっかなびっくりしながら、素直に食べてくれました。
「ばあば、しっぽ、ちれいやね。」
「ほんまやね。いろんな色があるね。エビさん、いままで生きていたからね。」
なんか変な生き物を食べる・・・ということに、恐ろしいけれど、獲物を捕える漁師的感覚が芽生えたかな?バアバもコウキ君の為に、好きでもないことに必死です。(汗)
「生き物」に少しずつ馴染んできてくれているコウキ君。今度は、ジイジが、小さなヤモリを出してきました。筒状の入れ物の中に入っていたのですが、蓋を開けると出てきて、コウキ君のパジャマに「ピトッ」と・・・へばり付いてしまいました。
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コウキ君は、一瞬、何が起きたか解らなかったのですが・・・目の前のヤモリをみて・・・
「ぎゃあ〜〜〜!!ジイジ、ちらい。ジイジ、ちらい〜!!」
泣き叫んでしまいました。(はぁ〜〜)
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生き物と近しく生きるのは、都会では難しいものですね。小さな生き物自体が、めったにいない環境であるという証明ですね。都会育ちの子は、ほんとに可哀想!!
文明・文化によって得られるものと消えゆくもの。大自然から遠ざかりながらも、野生の本能に目覚めてほしいと願い、男の子は生命力に満ちた「たくましい子」になってほしいと思います。もともと、女の子は子を産み落とすため、生命力に満ちています。男の子は闘争心がありますが、ちょっと怖がりなところがあります。「男は男らしく、女は女らしく」と育てるのは、もともと女の方が強いから、もっと優しくするように「女らしく」といい、肝っ玉の小さい弱い男の子は、もっと強くたくましくなるように「男らしく」といって表現してきたのだそうです。
男の子であれ、女の子であれ、天からのいただきもの。
幸せがいっぱいいっぱい詰まった、天からの預かりもの。
大切に育てながら、天使エネルギーをいただきます♪
そういえば・・・
私の娘達は、「女らしく」と言って育てなかったかも・・・(汗)

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