浩子の部屋

陣痛と運動会と・・・

今日は、キンダーキッズの「スポーツフェスティバル」(運動会)。セイト君は午前の部、コウキ君は午後の部の出演で、場所は、大阪市中央体育館のサブアリーナ会場です。9時の集合に間に合うように、朝8時に出かけます。コウキ君は、朝からご機嫌で飛び回っています。出産予定日を過ぎたママは、そのまま産婦人科の検診に直行。
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大阪市中央体育館は大きな会場で、クーラーも効いています。もうすでにたくさんの園児や保護者の方が集まっておられました。午前の部は、1歳半〜3歳児のクラスの子供達が出ます。
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保護者と一緒なので、パパは大忙しです。朝一番は、リズミック体操から始まりました。前に立っておられる先生方の中で、ひときわ目立っているのが、黒人女性の先生です。
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スタイルはもちろんのことながら、リズム感や振りが抜群です。日本人では、とてもああいう風にカッコよく踊ることはできません。
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セイト君はまだ小さいので、なかなかひとりで踊るところまでできず・・・パパに抱っこしてもらったままです。朝早くから起きているので、お腹もすいているし、ちょっと眠たくもなってきています。
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一緒にきているコウキ兄ちゃんも、まだ10時というのに、お弁当を食べ始めました。パパのお母さんが、朝5時から起きて、みんなの分を作ってくださっていました。
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セイト君は、お腹がいっぱいになってしまったら、競技の前についにダウン。
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無理やり起こして、泣きながら障害物競争に参加しました。
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パパは、保護者と先生とのリレー競争にも参加。体力勝負の一日です。
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私はずっと撮影部隊ですから、カメラ撮りに忙しく、パパのお母さんにもビデオ撮りを手伝ってもらいました。
そこへ、産婦人科に行っていたママから電話が入りました。
「ちょっと、10分おき位にしくしくしてるんやけど、まだ下りてきてないみたいやから、家に帰ってもすることないし、今からそっちへ電車で行くわ。」
え〜〜っ?!大丈夫なんやろか・・・と思う私の心配をよそに、ママはもう電車のホームにいるというのです。
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そんな中、午前の部の最後のダンスが始まりました。コウキ君もそのお友達も参加しています。コウキ君は、いつもの「オッサンおどり」が始まりました(笑)。
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黒人の先生のお手本を見て、必死に愉しそうに踊ります。
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午前の部が終了しようとした時、ママは体育館に現れました。ママ友の皆さんからは、口々に「大丈夫?もうそろそろ?」と声がかかり、お腹をさすっていかれます。
「ちょっと張りの痛みがあるんやけど、まだやねん?!」
そのまま、全員でお弁当をいただき、午後の部に備えます。
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午後の部も、全員の体操から始まります。幼稚園の年少・年中・年長のクラスです。コウキ君は、一番小さい「スネイク」クラス。最初は、両手に青いリボンの飾りを持って、ダンシング。このクラスでも、結構踊りについていけるのに驚きます。
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ママは、ちょっとお腹が張ってきたというので、「このまま自宅にタクシーで帰る」と言いだしました。私も付いて帰ろうかと思いましたが、「まだ、大丈夫やから」と、ひとりで帰りました。(あとで尋ねたところ、タクシーがつかまらず、電車で帰った!!そうです。)主人には電話連絡して、仕事のあと自宅で待機してもらうように頼みました。運動会の競走する慌ただしいリズム音楽と同じように、私の心の不安も慌ただしく刻ま れていきます。
運動会か・・・はたまた・・・出産か・・・
パパも、パパのお母さんも、私も、みんな気がきではありません。運動会のリレー音楽が、陣痛促進剤、もしくは、お腹の赤ちゃんの鼓動のように聞こえてきます。(焦り)
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コウキ君は機嫌良く、親子リレーや、かけっこをしました。
Ready〜 Go!!
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その間、セイト君はちょっと暇・・・「ひとやすみ」っと・・・
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パパは、再び、保護者代表で先生方とのリレーに出演。今日は、出ずっぱりですね。ほんまにご苦労さん!!
そこへ、主人から電話がかかってきました。
「おい、もう終るか?『だいぶ痛いから病院へ行く』と言っているんやけど、すぐに車で帰ってきて、送ってくれるか?」
「ええ〜〜っ?!まだ20分くらいかかるよ〜。それから帰ったら、かなり遅くなるから、タクシー呼んで、先に病院へ行ってくれる?」
ということで、娘と主人はタクシーで病院へ。
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運動会終了のご褒美に、メダルをもらったコウキ君。
よくがんばりましたぁ〜〜!!
さあ、このまま、産婦人科病院へ直行します。
運動会が出産と重ならずに無事に済んだことに感謝し、
今日中に無事に生まれてくれますように・・・と願いながら・・・
つづく・・・

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