いつも夕刻の5時頃には、スタッフルームで交替で「ティータイム」をします。患者さんからいただいたものや、みんなのお土産、私の差し入れ等々・・・たくさん机の上に広がっています。この休憩により、「ホッと一息」いれ、夜の診療の為のパワーを注入します。
ここで、歯科医院ならではの光景があります。そう、ご想像の通りです!!
「食べたら磨こう」の習慣です。それはいいのですが・・・
みんな、お菓子を前にして、そこで堂々と歯磨きを始めます。
シュカシュカと泡を立てながら、座って歯磨きするのです。もう、お菓子にその「唾」が飛ぶのではないかというくらい、熱心に磨いています。他に食べている人もいるので、もう少し?遠慮してほしいと思うのですが・・・(笑)
みんながそうやっているので、歯磨きは人前でも「当たり前」になっているようです。昔は、顔を洗い・歯を磨き・お化粧をするのは、隠れてするものだったというか、人には見せるものではなかったはずです。結局、スタッフルームは家庭と同じ環境にあるということでしょうか?みんなが家族気分であり、お化粧の口紅なども塗って準備する・・・そう、支度部屋みたいなものなんですね。
あれっ???診療室に先生が誰もいない???・・・と思ったら、3人とも座って休憩されていました。こんなことは珍しいのですが、5時ごろが忙しく、先生達の誰もが休憩できなかったようです。それで、ちょっと患者さんが空いた6時前頃に、一気にお茶タイムになったということです。先生方は、何やら、治療の内容で話が盛り上がっていました。
先生方は、不思議に歯磨きはせず、みんな水ウガイ程度で済ませて、診療を始めます。衛生士さん達は、専門学校で「食べたら絶対に磨く」ということを、宗教のように叩き込まれている?からなのでしょうねぇ〜。
本来の歯磨きは、「起床時と就寝前」が原則でした。それが、洗剤メーカー(ライオン・花王等)が歯磨剤を市販するようになり、起床時にそれを使って歯磨きをすると朝食の味がまずくなる為、食後に歯磨きするようになったと言われています。まずくなるのは、歯磨剤に発泡剤として入っている合成せっけん(ラウリル硫酸ナトリウム)が味覚を一時的に阻害するので、変な味?になるようです。
西洋医学的発想の「殺菌」「除菌」の考えで、虫歯菌や歯周病菌をシャットアウトする方向性で考えると、合成せっけんも「あり」の考え方ですが、それによって口腔粘膜が荒らされていくという別の真実もあります。歯はキレイになっても、歯茎や舌や粘膜が炎症を起こしてしまいます。東洋医学的発想では、口腔内には必要な菌もあり、除菌というより、良い菌も悪い菌もバランス(均衡)を保ちながら、共存共栄していくのが「自然である」と考えます。
何事も一方向からだけ考えるのではなく、総合的な見方や考え方が大切です。健康に過ごしていくためには、栄養やミネラルや水分を充分に摂ることもとても重要ですが、毒素を排泄(デトックス)することの方が、もっと重要だと思っています。
当院のお茶タイムも、水分と栄養補給もありますが、しばしの休憩により「ホッと」して、心身に溜まった疲労を回復し、心に余裕を持って診療に臨んでもらいたいと願うことより始まったものです。
ただ・・・ひとつ良くない点があります。
それは、甘いものやお菓子を、つい食べ過ぎてしまう・・・という結果、少し太ってしまうんですよねぇ〜。新しく入って来た子は、必ず2?以上体重が増えます。(笑)
眼の前に美味しいものがいっぱいあるのに、ダイエットしなければいけないような・・・
お茶タイム お茶だけタイムは 明日から・・・(泣)