「あっ、どうも・・・こんばんは。」
と言って、４カ月ぶりの定期検診にやって来た“だんご三兄弟”。
「今日は、歯医者の日」みたいなノリで、いつも必ず３人お揃いでやって来られる。
淀川区にある○○会社の若い男性社員三人組です。

昨年３月に、３人揃って初診で来られて以来、４〜５か月ごとに必ず一緒に来られています。ほんとに串に刺した黒いだんごのように入って来られ、待合室でも当然３人一緒に、串刺しのまま（？）座られます。ちょっとプッと笑ってしまうような、なんとも言えないカワイイ坊や達に見えてしまいます。
手前みそですが、歯の生えてくる順序（齢）とお名前をひっかけて、
長男（３５歳）を「前歯」、二男（２５歳）を「小臼歯」、三男（２３歳）を「大臼歯」、と名付けさせていただきました。
当初は、「前歯さん」が、左下の親知らずが痛むということで、ネットで当院を見つけていただきました。ひとりで行くのは心もとないので、同じく親知らずで悩む若いお二人を、一緒に誘って来てくださったようです。
昨年３月には、「小臼歯さん」と「大臼歯さん」が、初診日に、いきなり親知らずを抜歯。
「前歯さん」は、２回目に抜歯。皆さん、勇気ある決断をしていただき、それぞれに全部治療は終了しました。それ以後、昨年１１月、今年４月、７月と、そして今回と検診に来られています。
「いつも、どうして一緒に来られるんですか？」
と、お尋ねしたら、
「今回は、大臼歯さんが、ちょっと歯が滲みるみたいなことがあり、それなら皆んなで行こう！・・・ということに・・・」
こんなに毎回ご一緒というのは、当院でも前代未聞です。
３人とも、そんなに歯医者が好きなのか・・・？
それとも、歯医者が嫌だから、痛くならないうちに連れもって行こうかなのか・・・？
恐らく、後者だと思うのですが・・・
でも、３人とも、とっても好青年なんです！！
「前歯さん」は、長男らしく、わりと無口だけれど、しっかり落ち着いて物事を判断される３人のまとめ役。無駄が少ない感じ。
「小臼歯さん」は、今回代表して３人分の予約をとられたのですが、一番背の高い、オメメクリクリの、ちょっとひょうきんな坊や。電話をかけてきた本人なのに、オサイフを忘れて、先輩にお金を借りていました。（ハハ、書いてしまいました。ゴメン）
「髪型、変わりましたねぇ〜。ウルフルズみたいになっているけど・・・」
と、言ったら、
「あっ、そうですか？これ、僕、いつも自分で切るんです。おかしいですか？」
「えつ、すごい！！自分でそんなんできるんですね。うまいこと刈っていますね〜。」
とは、言ったものの・・・
最近は、ギザギザがいいのか、何なのか・・・私もよう判からん？！（ハハハ）
「大臼歯さん」は、一見まじめで、少し人見知りな感じがするけれど、芯がしっかりされているタイプ。末っ子（？）だけあって、少し甘え上手な面も見える感じ。
上記は、全て私の独断と偏見のなせる記述ですので、悪しからず・・・
帰り際に、
「今日は、３人で、飲みにでも行かれるんですか？」
と尋ねたら、「前歯さん」・「大臼歯さん」は、車なのでこのまま自宅へ直行。
「小臼歯さんは？」
「僕、まだ仕事です・・・」
「じゃあ、可哀想だけど、頑張って仕事してくださ〜い！」
また、次回も、是非３人揃ってお越し下さいネ！！
だんご三兄弟を、糖分・塩分・脂肪分の「余分三兄弟」（？）ではなく、
水分・鉄分・いい気分の「予防三兄弟」と名付けました♪