浩子の部屋

M−1グランプリ

昨夜、吉本新喜劇&親睦会を終えて帰ってきた時に、
「今日のM−1の優勝は誰やったん?」
と、尋ねたら、娘(長女)が、
「ビデオ撮ってあるから・・・先に言うたら、楽しみなくなるし、面白くないやろ?」
「まあ、そやけど・・・」


今朝になって、そのDVDを持ってきてくれた娘(次女)に、やっぱり結果だけは聞いておきたいと思って、
「M−1、誰やった?」
「言っていいの?・・・ノンスタイルやでぇ〜〜」
「え〜〜っっ!!ほんまに〜〜??ほんまに〜〜??
すごいなあ。ここまで勝ち残るだけでもすごいと思っていたのに。3位までは、きっと無理やろなぁと思ってたわ。」
「ほんまに、すごいわぁ。イシッチ(ノンスタイル石田明クン)も泣いてたけど、私も感激したわぁ〜」
「NON STYLE(ノンスタイル)」は、娘(次女)のクラスメートだったんです。
井上裕介クン(小柄で四角い)は、中津3丁目の旧自宅のすぐ近所に住んでいました。
中津小学校への登校は、いつも一緒。
娘の誕生日会にも、遊びに来ていました。
学校からの帰り道、よく井上クンと言い争いになったりすると、娘は、
「なんやったら、せい(背)で勝負しょうか?!」
と、言って、よく可愛がって(いじめて??)いたようです。
お母さんも患者さんとして、以前、診療所に来られていました。
また、井上クンの弟さんは、今も来られています。
「お兄ちゃん、よう頑張っているね。こないだ(2年前)も、新人M−1で、2位になってたもんね。すごいね。」
と、お話したら、
「ぼくは、お兄ちゃんのこと、あんまり知らんので・・・」
と、言われてしまいました。お兄ちゃんばっかり誉められるのは、やっぱり辛いですね。
ちょっとまずかった・・・カナ。
石田クン(背の高い白い棒みたい)は、大淀中学校でのクラスメート。
私は、中学の卒業式で初めて会ったのですが、丸坊主で、ちっちゃくて、チャカチャカして、ほんとに知念(チンネン)さんみたいな感じでした。
日頃から、娘に、
「イシッチは、ほんまに面白いで〜〜ぇ。いっつも、クラスでみんなを笑わせんねん。なんかチョコチョコしていて、とってもイジメやすい子やねん。」
という話を聞いていました。
その頃から、お笑いの才能はバッチリあったんですね。
井上クンと一緒に、吉本興業のスクールに入ったことを聞いた時は、「あっ、やっぱり」という感じはありました。
でも、漫才でほんまに食べていけるまでには、才能だけでなく、すごい努力が必要なこともよくわかっているだけに、「大丈夫かなぁ」という一抹の不安がありました。
娘が、大学生の頃、少しずつテレビで見かけるようになりました。まだ、ノンスタイルと言っても、だれも知らない頃です。テレビを見ていて、
「あっ、井上クンと石田クンや。わぁ〜、こんな番組に出してもらえるようになっている!!」
慌ててビデオを撮って、当時岐阜にいた娘に送ったりしていました。新人なのに、45分番組で、ノンスタイルの出演だけで、漫才あるいはコントを4本収録していました。
2人の夢が、少しずつ実現しているのを見て、私もなんかとっても嬉しかったのです。
2年前の新人M−1のあと、梅田のナビオ前で、偶然に井上クンと出逢いました。即座に、
「井上クン!!」と、声をかけてしまいました。
「先日はすごかったね。新人M−1、おめでとう。また、応援してるから頑張ってね。」
井上クンは、ちょっと照れ笑いしていましたけれど・・・
昨秋には、娘が中学校のクラスメートのちょっとした集まりがあり、その時に石田クンも一緒だったそうです。石田クンは、なかなか休みがなく、クラスメートと集まるのが、唯一の休息の日だと聞いていました。クラスメートと会っている時も、あの漫才の時のように、ずっとしゃべっているって感じだそうです。
今日の昼に、M−1グランプリ2008の収録DVDを、「ほんまにM−1に出てるんやぁ〜」と、必死になって見ました。
最初の漫才は、ほんとにノッテル!!感じで、パワーがあり、テンポがとても小気味よく、「わぁ〜、こんなにすごい上手くなっているんや」と、思いました。
その時点で、トップ。しかし、次のオードリーに点数負けで2位。
優勝決定戦では、やはりテンポもよく、1回もとちることもなく・・・最後のほうのオートバイ・ネタで、石田クンの外灯ライトや仏像の格好をして、素早く身をこなすあたりでは、もう大爆笑!!私も面白くって笑うのと、なんかすごい成長をしてくれているのに感激して、感無量でした。
最終発表で、1位を取った時に、石田クンが大泣きしていました。
ほんとに素直な子やなあ〜。私も一緒に泣いてしまいました。
石田クンの感激の波長が、一気に伝わってきました。
井上クンも、男の意地で表面的には泣いていないけれど、ものすごく跳び上がりたいほどの喜びと感激を、押えているのがわかりました。
ほんまに良かったなあ!! ほんまによう頑張りはったなあ!!
でも、ちょっと遠い人になってしまった感じでさみしいなあ。
「クラス会に、顔だしてくれるんやろか?」
と、娘も言っていました。
東京で大ブレイクして、もっともっと超有名人になってください。
私達も、陰で応援続けますよっ!!
NON STYLEの言葉どおり、型にはまらない、自由発想の漫才スタイルを貫いて、漫才の新分野を築いてくださいネ。
そういえば、歯科医院の在り方も、昔と違って、型にはまらず、バリヤフリーな(様々な診療スタイルを持つ)「ノンスタイル」に成りつつありますねぇ。(思惑)
私の身体も、どんどん「ノンスタイル」???・・・(泣)

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