やってきましたぁ~!!月に1回の「しごき教室」。
石巻の孫3人と娘が帰ってきています。土曜日の夕刻、仕事が終わって帰ろうとして自宅に電話をかけました。下の娘(次女)が電話に出て・・・
「今、えらいことになってるでぇ~!!!」
との返事。いったい、どないなってんねんやろ~???
家に帰ってみると、次女は冷静な顔をして、食卓に座っている。
「ねぇ~、大丈夫なん?みんなどこにおるん?」
「お風呂に入ってる!!」
お風呂をのぞいてみると・・・
「わぁ~~!!あんたら、なにやってんのん!!」(怒)
お風呂の中は、墨を流したように真っ黒です。湯船も墨色でドロドロ。
その中に4人の孫達が騒いで入っていました。壁もどこも墨汁を流したかのようです。実は、新聞紙を溶かしていたようです。
「あんたら~!!!いい加減にしいやぁ~!!!」
この一喝で、孫達はビックリ仰天。顔色がさっと変わり、緊張しています。
「こんなんして、遊んでええと思ってんのん。お風呂が詰まって、もう使えんようになるでぇ~。お風呂が詰まったら、下に住んでいる人のところにまで、水が溢れて迷惑かけるんや。わかってんのかぁ~!!お風呂使えんようになったら、あんたらに弁償してもらうからね。いいか、自分らがお金払らえへんねんやったら、パパやママに払って貰うけど・・・ええなあ!!みんなに迷惑かけるんやから、もう二度としたらあかんで・・・。わかったか!!!全員おしり10発や~!!!」
私は、もう怒り心頭。こんなに怒らんでもええけど・・・怒り出したら、絶対、もう二度としないように、徹底的に怒らんと「なめられる」と思うから。私も意地でも頑張ります。
1人ずつ湯船からあげて、インクがついた体を洗い流し、頭についた紙くずを洗い流し、とりあえず、4人とも風呂から上がらせました。
「よ~し、じゃあ、おしり10発したいけど、とりあえず、おしり1発ずつや。」
裸でいる、年の小さい順におしりを思いっきり、1発ずつ叩きました。
2才と3才は、叩かれて必死で泣いていましたが、大きいお兄ちゃん達は、自分が悪いことをしたとわかっている為、自覚ができていて、泣くことはありません。しっかり耐えていました。怒られて当たり前だと思っていたのでしょうね。
私の右手のひらは、真っ赤になっていました。
かわいい孫達。本当は叩きたくなんかない。叩いて、何の得にもならない・・・?
いえ、これは、「けじめ」というしつけです。度が過ぎる悪ふざけやイタズラは、将来、他人に迷惑をかけることになる。きっと、自分をセーブできなくなって、もっとエスカレートしてしまうかもしれない。それをここでしっかり止めておく必要がある。
これは、祖母としての役目である。自分にしっかり言い聞かせて、100%のエネルギーを注ぎ込んで、「叱る、叱る」。中途半端は、すぐに見抜かれてしまうからです。
ヒロコバアバはこわい。こう思われていることでしょう!!でも、それも私の任務です。愛がある故、怒る、叱る。
「バアバが何故怒るか、分かるか~?!このまま放っておいたら、もっと悪いことをして、警察に捕まることになる。警察の檻の中に入りたいか~?入りたくないやろ~?入ったら、自分の行きたいとこにも行けない、食べたいものも食べられへん。そんなとこに入りたくないやろ。バアバも入ってほしくないんやで~。だから、今、これ以上悪いことせんように、怒るんや。わかったか~。」
そのあと、湯船でドロドロになった新聞紙を、少しずつ流しては、排水溝に溜まった分だけ取り除き、また少し流して取り除き、それを繰り返しました。その流れたあとで、やっと写真を撮る気になりました。(もっと大変な状況の時に、撮れなかったのがほんとに残念ですが・・・)
そして、私のピアノの稽古から帰ってきて、お風呂を綺麗に洗い流しました。マジックリンの泡を吹きかけて洗っても、黒いインクはなかなか落ちません。結局、3回もマジックリンを吹きかけてはスポンジで、ゴシゴシ、またゴシゴシ。やっと元通りになりました。ふわぁ~~~、ふ~~っ、疲れた~~。
チビッ子ギャング達は、ほんまに何をやらかしてくれるか、分かりません。
娘から一言・・・
「もう、風呂ではあんなこと絶対せえへんと思うけど・・・次、何するかわからへんで~。」
え~~っ!!まだ、第一章が終わっただけかいな。これからどんな悪さをしてくれるやら。
ほとほと・・・がっくりですわぁ~。
風呂桶は 台風一過で ホッとする
眠ってくれたら 極楽極楽