インフルエンザという台風が大阪を直撃しています。
マスク業界は大慌て・・・というか、これに便乗してもうけようというヤカラもいるそうですね。石油ショックの時（４５年前）の砂糖やトイレットペーパーのことを思い出します。日本人の心が生み出す変な「魔力」？？？
マスクをしたくない人でも、公共的な機関の方は、義務付けられているようです。

３日前には、娘のお知り合いの方も、自社の従業員に手配できるマスクがないということで、当方に分けてほしいと連絡がありました。それで、私共もすぐに歯科材料屋さんに注文してみましたが、やはり、こちらもてんやわんや。在庫は全部出て行ってしまって・・・次は、７月まで入荷できない状況だそうです。
これは、関西だけの問題ではなく、日本全国に広まっているのでしょうね。
インフルエンザより、ほんまに凄い勢いで、 「マスク争奪戦」が拡がっているのです？！
スタッフの畑本さんが、一昨日の新聞の切り抜きを持って来て、今朝のミーティングで発表してくれました。
マスクの値段が急騰し、インターネットオークションで、１０倍以上の値段がついたとか。また、栄養ドリンクのおまけにマスクを付けて販売を促す・・・という巧妙な販売合戦も繰り広げられていることです。（ひぇ〜〜！！）
当院のＨＰ掲示板にも、マスクが購入できないので、医療用を分けてほしいとのコメントがありました。残念ながら、当院も７月入荷予定までの在庫しかなく、お分けできる分がないとお詫びしました。
ＦＡＸでは、マスクの対応で電話まで繋がり難くなった材料屋業者が、事態のお詫びとネットもしくはＦＡＸでの注文に切り替えてほしいと、送られてきました。
ほんまにえらいことになってますねぇ〜。
「風が吹いたら桶屋が儲かる」と諺（ことわざ）にありますが、ほんまに
「風邪が流行ったら、？？？屋が儲かる」
マスク業者のみならず、医薬品関係から、ネット販売、通販、カラオケ屋、ボーリング場、お弁当屋等々・・・
（お弁当屋さんは、お年寄りのデイ・サービスがなくなったので配達に忙しいそうです）
でも、悲劇もいっぱいです！！
当院に来られている方から、いろんな情報がやって来ます。
海外向けイベント企画会社の人達は、海外からの来客が全く来なくなり、当面の企画はすべて中止。大打撃ですが、こんな事態なのでキャンセル料を請求するわけにもいかず・・・どうにもこうにも・・・「ほんまに大変ですわぁ〜」と。
企業や修学旅行の添乗をされている方は、予定されていた５・６月の旅行がすべてキャンセルになり、100％仕事がなくなったとのこと。
「でも、こんな時こそ、普段できないことをやっておきます。」
と、前向きの姿勢でおっしゃっていました。（素晴らしい〜！）
そんな、海外旅行が敬遠される中・・・私は、６月にたまたま時間が取れるので、急きょ、主人と２人で海外旅行をすることになりました。お婿ちゃんが宮城から帰って来て、診療をしてくれるというのです。早速に阪急交通社に行ってみると・・・海外旅行のところにはほとんどお客様はなく・・・たまたま来られた方は、ハワイ旅行のキャンセルをされるということでした。そんなお客様に対しても、
「キャンセルですね。わざわざ、ありがとうございます。」
と、いう受付の対応に、感心しました。
こんな時に、旅行に行くのもおかしな話ですが・・・
空いている時にこそ、行ける所に行きましょう・・・という発想の私です。
案の定、催行されるツアーは、ほんとに限られていました。今現在、催行確定しているツアーの中から、まだ行ったことがないクロアチア・スロベニアに行くことに決めました。
いったい、それ、どこにあるん？？・・・って、感じですが、イタリアの東側のアドリア海に面した国です。古き町並みが残っていて、アドリア海の青さと橙色の屋根の対比が美しい、また森林ウォークが良いと聞いています。
ところで、このインフルエンザの結末はどうなるんでしょうか？
皆さんも、見えないウイルスの予防に右往左往。
シメシメと喜んでいるのは、新型ウイルス自身？？？
いえいえ、風邪が吹いて儲かるカラ桶屋さんです。（笑）