「朝のお忘れ物、ありませんか？
パスポート、携帯など、もう一度最後に、目で確認してください。大丈夫ですか？
いよいよ本日、最終日、帰国の日となりましたね。６日間お世話になった運転手ミホさんと、ガイドのアンドレアさんとも、今日でお別れです。」
添乗員、伊藤さんの朝の挨拶の言葉です。

何回も旅をしているのに、こういう当たり前の言葉を、ずっと聞き流していましたが、ブログを始めた為に「書き留める」という作業が出来ました。たくさんの情報を常に与えていただき、詳細な解説をしていただけるので、いっぱい聴きすぎて・・・（忘れてしまっていますが）・・その無駄のない話し方、また時折、ジョークを交えて話されるのに、ほんとに感心してしまいました。
教えていただいたというか、旅の途中で、面白かった、あるいは印象に残ったことば。
まず、昼食後の忘れ物チェック・・・三種の神器？？？
「カメラ、帽子、上着、お忘れ物はありませんか？」
バスに乗る際の人数チェックの時、
「お忘れ物大丈夫でしょうか？ご主人、奥様、お連れ様、忘れていませんか？」
市場や露店など土産物屋さんの案内の時、
「皆さん、日本へのお持ち帰りの『バラマキみやげ』？は、この辺りでいっぱい安く売っていますのでね。」

慣れておられるとはいうものの、このような言葉がスッと出てくるので、主人共々苦笑していました。そのほかに、忘れ物チェックによく言われるのが、「メガネと入れ歯」。
失くしてはならないものですよね。ウチでも、旅行中に入れ歯をティシュに包んで置き忘れられた方が、度々来られます。作製してすぐに失くされた方もあり、入れ歯の場合、新調後６ヶ月間は保険適用ができませんので、自費で作られる方もあります。
今までに、高価な入れ歯を作られた方でも、旅先で忘れたり、うっかり自宅でゴミ箱に捨てられてしまったり・・・と、いろんな方がおられます。年齢を重ねるとほとんどの方が必携のメガネと入れ歯。生活必需品のひとつですね。

今は、午前９時３０分（日本時間の４時３０分）。クロアチア航空で、ドゥブロヴニクからフランクフルトへ向かいます。乗り継ぎで、明日の朝に関空に到着します。それで早速に仕事場に直行です。１週間留守にした間、お世話になった先生やスタッフの皆さん、そして、家を守ってくれた家族のおかげで、こうして楽しい旅をすることができたと、あらためて感謝しています。
帰るところがあるからこそ、旅は楽しい♪
日本に、我が家に、帰れる幸せを噛みしめています。
早く、孫達に会いた〜〜〜い！！

美しいアドリア海のあの透明度は、今も頭の中にくっきりと残っています。
自然の美しい色と、古代の人達の遺産との調和。この素晴らしい状態を、私達の時代で終わることのないように、ずっとずっと維持していただきたいと思います。
同じアドリア海でも、２月に訪れたベニスの海は、残念ながら、汚れた青でした。
対岸でありながら、何故こんなにも違うのだろうかと思います。あのクロアチアの海のきれいさは、沖縄の海に匹敵します。
地球もまだまだ捨てたもんじゃない！！人間が汚してきた地球だけれども、まだまだ「人間と自然との融和」があることを感じました。
「エコ」が叫ばれ、人間が壊してきた自然を元に戻そうとする動きがありますが、私達がいなくなった時にも、この美しい、素晴らしい、きれいな地球環境を残していただきたい。
美しい地球、美しいクロアチア、美しい日本。
美しいものを見ると、心が洗われ、生きている実感が湧きますねぇ〜。
しあわせな人生をありがとう！！
「プノ、フバーラ！！」