「奥さ~~ん、警察の方が来られていますよ~。」
と、受付スタッフの声が聞こえました。
新人スタッフの手続き準備を行っていた私は、
「えっ?!私、なにか悪いことしたかしら??」(笑)
もしかして、また犯罪者の聞き込みか何かかな・・・と思いながら・・・
来られたのは、私服姿の女性警察官と男性警察官でした。
「あの~、ここの軒先のこれは、防犯カメラですよね。ずっと映像は撮っておられますか?」
「ええ、1週間分くらいは保存されていると思いますよ。ずっと動いていますから。」
「そうですか。実は・・・昨夜というか今日の午前2時15分くらいに、この前の道路でひったくりがありまして・・・もしかして、この防犯カメラに犯人が映っているのではないかと思われます。中の映像を見せていただいてもよろしいでしょうか?」
わぁ~~、ここの前でひったくりですか~。ビックリです!!
「あっ、どうぞお入りになってください。私は操作は分かりませんが、見ていただいて結構ですよ。一応、院長に許可を得てまいりますので、お待ちください。」
院長にそのことを告げると、
「あれが防犯カメラやということがようわかったなぁ。さすが警察やな。よう見てるわぁ。」
ということで、受付の裏側にある防犯カメラ専用のパソコンを見ていただくことになりました。
しばらく映像を捜されていたようですが・・・
「あっ、これですね。時間的にも間違いないですね。」
という声が聞こえてきました。
「犯人はうまく映っていたんですか?」
「はい、ちょうど予想通り映っていました。良かったです。ご協力ありがとうございます。」
と、とても丁寧におっしゃっていただきました。
6月26日午前2時16分54秒・・・バイクによるひったくり事件が起きた事が証明されました。警察官は、この映像を持参されたパソコンに落とし込まれて、バイクのナンバー等捜査されるようです。スタッフ達も、「警察って地道な仕事やね~。」と感心しきりでした。
ウチの防犯カメラが、地域の人々にお役に立つなんて、思いもしませんでした。これで、防犯カメラを取り付けていただいた業者さんにも、嬉しい報告ができます。
ひったくり 防犯カメラには お手上げか?