「大人のための初めてのバレエ」という、私がお稽古している教室の先生である、筒井かなめ先生の門下生の発表会「I love Dance」がありました。もともと、「チャーム体操」という独自の美容体操を考案されて、教室を拡げて来られた先生です。ジャズダンスが中心で、基本はバレエということで、様々なジャンルにトライされ、生徒さんを増やしてこられました。今回は、2年に1度の発表会も第10回目を迎えられました。
場所は、大阪芸術劇場の地下にあるシアター・ドラマシティーです。
普通の発表会ならば、こんなに素敵な会場を借りることは、まずできません。筒井かなめ先生は、ご自分のリサイタルとして会場を借りて、そこに生徒さんを参加させるという形式をとられ、また、過去の数々の実績がおありで、ここで行うことが可能になったと聞いています。
筒井先生の素晴らしいところは、
「たとえ、発表会が初めての生徒さんでも、素敵な会場で踊らせてあげたい。人生において、同じ努力をするならば、より素敵な思い出を作ってあげたい。気持よく楽しんで『ああ、良かった』と、思いながら踊らせてあげたい。」
と、生徒の心持ちや喜びを自分の喜びにされているところです。大勢の人に観ていただき、大勢の方々から心からの拍手をいただける。こんなに素晴らしいプレゼントは、他にありません。
今回は、大学時代の友人や身近な方を誘って、観させていただきました。皆さんに、
「奥さんは、踊らないんですか?」
と、必ず聞かれますが、とてもお見せできる体型でもなく、また、練習のための時間の余裕がありません。なお、主人と大学の恩師に、
「バレエを習うのは勝手だけど、発表会を見に来てくれ・・・というのだけは、止めてくれよ!」
と、以前から強く釘を刺されているので・・・(笑)
ジャズダンス、クラッシックバレエ、ミュージカル風ダンス等、バラエティーに富み、プロの男性バレエダンサー3人が踊られ、ほんとに見事でした!!
筒井先生は、膝を痛められており、少し舞台ではお辛そうな面も見えましたが、最後まで「師」として、「リーダー」として、「トップスター」として活躍されました。衣装も美しく、構成や企画がしっかりされていて、先生のお考えや心がそのまま反映された舞台に、会場にいた約700名位の観客の皆さんが、心をひとつにして、舞台と客席が一緒になって、手拍子を打って、最高潮に達し、
盛り上がりましたぁ〜〜!!
出演の生徒さんは、50歳代〜60歳代が中心です。とても、ピチピチされ、敏速な動き、引き締まった体で、年齢は感じさせません。皆さんの日頃の練習の賜物ですね。人間、努力すれば、素晴らしい結果が出る。そして、その成果により、充実感や満足感が与えられる。
「成せば成る。成らぬは人の成さぬなりけり。」
筒井かなめ先生の言葉・・・
「第10回を迎えての特別な思いはありません。ただ、私は、今考えてできるだけのことを、できるだけやっている。ただそれだけです。」
今を大切に生きていらっしゃる、精一杯生きていらっしゃる、そして、常に未来に向かっていらっしゃる・・・そんなことを感じた一瞬でした。
同じ世代の方や、更に年配の方が一生懸命頑張っておられる姿は、私達にたくさんの心のエネルギーをくださいました。
未来に向かっている、その姿が美しい!!
アイ・ラブ・ダンス へのコメント