新大阪のチサンホテルで、1年に１度の口臭治療のほんだ歯科提携クリニック（ＥＢＡＣ）近畿ブロック研修会が開催されました。近畿ブロックだけでも、提携の先生は８０名ほどになりました。全国の他のブロックからの出席の先生もおられて、大きな会合になりました。出席された先生に中には、ほんとに久しぶりにお会いするので、懐かしいやら嬉しいやら。

北九州から来ていただいた提携クリニックの津野先生が、ご自身の経歴や趣味、歯科医院経営の現状などを詳細に講演してくださいました。博多弁丸出しで、それがなんとも歯切れよく面白く、ウトウトする間もなく聴き入りました。九州男児というイメージそのままで、サングラスをかけていると・・・ご自分でもおっしゃっていましたが・・・ちょっと「ガラの悪いお兄さん」タイプ。

何でも追及されていく勉強熱心な先生で、曲ったことが大嫌い！！患者さんも予約時間に遅れてくる方は大嫌い？！２回遅れたらイエローカード、３回遅れたらレッドカード。つまり、退場ではなく、「もう来るな！」と患者リストから外されるそうです。怖いけど、仕事は完璧主義。患者が喜ぶことは、先行投資でどんどんやってあげる。現在では、津野先生に「本気で診てもらいたい患者さん」だけが通院されているそうです。
完全予約制で、「ワンタイム・ワンアポイント」システムを採用。時間を守る患者さんは、一般的に「忙しい人」が多い。こういう方は安定所得者が多く、世間的にちゃんとした人、つまり理解力の高い人が多い。したがって、自費診療も必然的に増える。ただし、価格表示は、待合室に貼ってあるだけ。こちらから営業することはない。興味のある人が、受付に尋ねてくる。目先の金銭に囚われないようにしている。
そして、ちょっとした気配り・・・「声かけ」を常にしている。「風かけます」「お水出ます」など・・・結構、うるさいかも。（笑）しかし、これが患者さんへの心のサービス。
口臭治療は、原因を追求して、自分で努力して頑張って卒業してもらうのだが、卒後の管理が大切。ここが利益のキーポイント。快適な生活を送る為には、必ず定期管理に来てもらうこと。予防歯科と同じですよ。
日頃、私達の目線にない切り口でお話いただき、とっても楽しく聴かせていただきました。

午後は、本田先生の講義。
口臭治療で悩んでいる患者さんには、原因を解らせるためのチャートが不可欠。悩んでいる時は、原因がわからないから悩む。チャートの矢印ごとに治療法があることを徹底していくように。今日から無臭にする方法を教えるから、決して見捨てることはないから・・・と安心させることも大切。
今後は、口腔内科として耳鼻科的診断もしていく予定。耳鼻科用の器具も準備しておくように。特に鼻腔観察をする「鼻鏡」は、閉じたまま鼻の穴に入れて、中で開いて観察します。その後出す時にホッと安心して、ふっと手の力が緩むと、先が閉じてしまい・・・
「鼻毛」を摘まんでしまうことがあるから（笑）・・・気をつけてくださいね。鼻毛摘まんで出したら、ごっつう（すごく）涙出るほど痛いからね！！せっかくリラックスして、上向いて鼻診てもらっているのに、急に「痛っ！！」っていうことになるから、注意してください。（ははは）
「鼻ひらき　はなはだ迷惑　鼻毛苦笑」・・・ハークション！！
夜遅くには、石巻から神戸の講習会に来ていたお婿ちゃんが、帰ってきました。彼は、開業してはじめての大阪です。開業してから、今まで見えていなかったものがいっぱいあることに気付いて、翌朝４時まで、話に花が咲きました。

これから、本腰入れて、最大限の努力をしてくださいね。たくさんの、信頼していただける患者さんが来ていただけるように、心より祈っています。

主人の提言「速やかなる主訴の解決」の奥深い意味を噛みしめて！！