浩子の部屋

第25回ピアノ発表会

1月6日(日)に川西市みつなかホールにて、森山純音楽教室第25回ピアノ発表会が開催されました。第1部ピアノソロに、3歳のリナと4歳のセイトと私が、第2部のオーケストラ付きには、5歳のリュウイチロウと6歳のコウキが出演します。北海道と石巻のジイジ・バアバも応援に駆け付けてくださっての、親族5人の発表会となりました。

この日の為に、昨年末に3回のリハーサルが行われました。そして、1月4日に新年弾き始めを森山純音楽教室で、5日は本番のみつなかホールでリハーサルが行われました。孫を連れてのリハーサルで、ママ達も交代でお守りしながら、舞台に上がります。1回弾くだけですが、舞台全体の感じや、ピアノの癖(鍵盤の跳ね具合)をその場で覚えこみます。

私も、47歳から始めて、発表会には連弾4回、ソロ3回、オーケストラ付1回出ています。今回で9回目となります。孫のことどころか、自分のことだけで精いっぱいですが、「一緒の舞台に出る」ということが、孫たちにとっても、いい想い出や刺激になってくれればいいなあと考えています。

そして、今回の発表曲は、ショパンのノクターンハ短調とノクターン嬰ハ短調の2曲です。2曲で8分間の演奏という、私にとっては、超ロングな演奏時間です。2曲無理だったら、1曲でもいいと先生に言っていただいていましたが、頑張りました!!自分にとっては、ピアノのマラソンのような感じです。最後まで息が続くかどうか、体力と気力と集中力の限界に挑戦します。

昨秋の練習では、2曲を続けて弾くだけで、頭にしびれが切れたように、渦を巻いてワクワクしてふらついて、息絶え絶えの感じで、とても2曲弾けるとは思えませんでした。でも、森山先生が、
「だんだん慣れてきて、頑張っていれば弾けるようになるから。」
と、激励してくださり、ここまで歩んでこれました。リハーサルでは、緊張してテンポが速くなり、弾けないでいたことも良い経験になりました。本番は、じっくりと落ち着いて自分のテンポ「ゆっくり」を忘れず、確実に着実に弾こうと心に決めました。

本番の日の朝に、舞台を歩く練習とピアノを少し触らせてもらい、ピアノに、
「今日はよろしくお願いします。」
と、心の中で挨拶をし、とても落ち着きました。

楽屋裏では、孫のリナちゃんも、髪を結ってもらってオメカシです。女の子は「かわいい」という言葉に敏感です。リナちゃんもピンクのドレスとカチューシャをして、ほんとにご機嫌です。私もそのあと、髪セットしてもらいました。

本番が始まりました。第1部2番にリナちゃん登場です。昨日のリハーサルは泣いてスネていたのですが、今日は上手にお辞儀ができています。

「メリーさんのひつじ」を先生の伴奏で、指を押さえてもらいながら弾きます。ピアノが弾けることより、こういう会場の雰囲気に慣れること、体験を積むことが目的です。お利口さんにできましたね。3歳にしては上出来、上出来♪

5番はセイト君の出番。リハーサルも私と一緒に何回もしましたので、しっかりお辞儀もし、森山先生との連弾もできます。

ピアノを弾く指は、ソフトにウェーブして、まるでピアニストになりきったかのように弾いています。そして、弾いている途中に余裕を見せて、会場に笑顔を向けるセイト君。

会場には、どっと笑いが起こります。4歳ならではの芸当ですね。「おやゆびまんなか」「ハロウィーンのよる」「びんご」の3曲も弾きました。

私の出番は21番。舞台裏で大人の人に交じって、待機します。皆さんの演奏を聴きながら、リラックスを心がけます。手を温めたり、少しバレエの基本レッスンをして、首や肩の筋肉をほぐします。いよいよ出番が近づき、裏方を支えてくださっている仲里先生や大谷先生のパワーを両手にいただきます。そして、舞台に出ます。

ゆっくりとお辞儀をし、ピアノのペダルを踏みながら、いつもの自分の座り位置を捜します。しっかりと息を吐いて、頭の中で出だしのメロディーを歌います。では・・・と、バレエを踊る感じで弾き始めました。「ばあば~」と、会場からリュウ君の声が聞こえます。答えてやりたいけれど、弾き始めたらその余裕はありません。でも、その声で、いつも自分の家で弾いているような、安心感が生まれました。(リュウ君、ありがとう♪)

1曲目の途中で、いつも間違わないところで、ちょっと変な音を出してしまいました。慌てて弾き直します。(あまり、皆さんにはわからなかったようですが・・・)
そのあと、より落ち着いて弾けました。2曲目嬰ハ短調は、映画「戦場のピアニスト」で主人公が弾いていた曲です。悲しい哀愁のある曲ですが、とても響きのきれいな曲です。一音一音を大切に弾きます。2曲目なので落ち着いていますが、最後の方で、ちょっと酸素不足?になり、息をふ~っと吐いて、ゆっくりと弾き終えました。

演奏後、中津保育園の先生が花束を持ってきてくださり、また、ピアノ仲間であり、今回出場していない青年が、花束を持ってきてくださいました。ほんとに思いがけず、私の演奏を聴いてくださったことだけでも、とても嬉しかったです。

演奏後の楽屋での森山先生の感想は、
「よかったわ~。やっぱりリハーサルを何回もやったのが良かったんやわ~。これで、グレードアップできたね。よしっ、またさらに頑張りましょう!!」
と、はっぱをかけられます。今日は、皆さんがいつもよりとても上手に弾けていたようです。森山先生は、ご自分の成人式に着られていた振袖を着ておられました。今回の為にあつらえたのかと思うほど、よく似合っておられました。

第2部の始まりです。京都市交響楽団のプロの団員さん達30名が舞台に上がられています。2番はリュウ君「ぞうさんのワルツ」です。西口勝先生の指揮のもと、堂々とひとりで弾きます。


本物のドラムも途中で叩かせてもらいます。象さんの足音に見立てているのかな?きちんと座り直して、もう一度弾きます。最後のお辞儀だけ忘れて・・・しまいそうになったので、大きな声で「お辞儀、お辞儀」と言ってしまいました。

5番、コウキ君の出番です。曲目は「闘牛士」なのですが、カリブの海賊の衣装です。でも、なんとなく闘牛士というイメージがあります。

指揮者の西口先生と、本番前もリズムの取り方を練習していました。焦らずにゆっくりと・・・弾けたかな?カスタネットもリズム感よく叩いて・・・

最後には「オーレ!」の掛け声とともに、赤いハンカチを出して、決まり!!良かった~、終わった~。(ほっ)

我が家の出演者は、全員無事終了しました。他の方の演奏もしっかり楽しみました。この舞台に上がるまでに、それぞれの苦労があったことと思います。みなさん、それを乗り越えて、本番での素晴らしい演奏・・・感無量です。

石巻の孫達は、飛行機の時間があるので、第2部終了後帰っていきました。私は最後まで、皆さんの演奏を聴かせてもらいました。どの人もとても素晴らしかったぁ~~♪

集合写真を撮って、オーケストラの方達との懇親会に出席しました。今年初の大イベントが終了しました。皆さんは、明日はゆっくりと・・・とおっしゃっていましたが、私は、次のイベントに向かって、またチャレンジが始まります。人生いつになっても、休ませてもらえそうにもありません(苦笑)。忙しくしてんのは、あんた自身のせいやないか・・・という声も・・・(確かに)。

最後に・・・
ここまで弾けるように練習させてくださった、森山純先生に、そして、西口勝先生に、家族を代表して、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。そして、孫達とともに、これからもより一層よろしくお願い致します。

背も技も 早よ追い越せと 祈り弾く♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright©2024. Egami Hiroko All rights Reserved.