2月ごろから、7~8年診療所で育っていた観葉植物ドラセナに、初めて、花の芽が伸び始めました。ドラセナの葉が、もう随分くたびれていたので、そろそろお役御免かな?と思っていたところですが、ムクムクと真ん中から伸びてきています。毎日少しずつ伸びるので、「どんなふうになるのか」と観察していました。
花芽は、どんどん大きくなり、伸びていくうちに7段になりました。まるで、お湯を注ぐと玉が開いて7段の花が咲く「台湾の高級ジャスミン茶」のようです。いったい、どんな花が咲くのでしょう?スタッフのみんなも楽しみにしていました。
いよいよ花が咲き始めました。小さい百合のような、白い花。かなりきつい、甘い香りが診療所中に広がってきました。香りは、人によって好き嫌いがあるもので、「いい香り」と判断する者や、「くさい」と判断する者に、意見が分かれました。患者さんにも、「これは何の匂いですか?」と尋ねられること、しばしば・・・
毎日、どんどん花は咲いていきます。3日ほどすると、花から透明の蜜が垂れてきました。主人が、早速に味見開始です。
「おっ、あま~い!!」
コウキ君も、必死に手を伸ばして、蜜を舐めようとします。すると・・・
「あっ、これ、あまい~~。」
と、ご満悦です。花から、こんなにこぼれるように蜜が出てくるのも不思議です。
このドラセナは、正式名称を「ドラセナ・フラグランス・ゴールデンコースト」と言うそうです。一般的に「幸福の木」とも呼ばれ、親しまれています。他の方のブログを見ても、10年ぶりに咲いたとか、書かれています。めったに咲かない「幸福の木の花」が、我が診療所でも咲いたのは、小さな奇蹟です。
咲き始めてから10日経つと、枯れてきて種ができました。このまま植えると芽がでるのでしょうか?!一応、土に撒きましたが、結果はおたのしみに~~♪
ほんのしばしの「夢」のような、幸福の木の花。何十年に1回しか咲かない、ほんとに珍しい花。何かいいことがありそうな予感???・・・だったらいいのに・・・
かぐわしい 妖艶の花 福しずく
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