浩子の部屋

盛りだくさん5月

マルタ島旅行より帰ってから、5月はいろいろと変化がいっぱいありました。まずは、歯科助手の泉さんが無事女児を出産。受付の志岐さんが5月末で辞めるため、募集・面接し、新人2名を採用しました。書類関係の準備、子守り、リクレーション参加、改装工事、歯科検診、スタッフ教育、送別会等々、盛りだくさんな5月がやっと終わろうとしています。

おかげさまで、診療所の患者さんは多く、特に歯科口腔外科で、セカンドオピニオンで来られる方がとても多い感じです。主人は、67歳にもかかわらず、長年の経験を活かし、精力的に激務な治療をこなしています。毎日、朝か夜に1時間のウォーキングを欠かしません。体力の維持と腰痛改善のために、筋力を鍛えております。

大きなイベントは、今年はありませんが、長年居てくれたスタッフが退職するのは、自分の手足が不自由になるような感じです。いままで頼っていたことを、また自分自身で走り回らねばなりません。また、現スタッフ達がそれを補うように頑張ってくれますが、皆が動いてくれるように、新人教育にも力を注ぐ必要があります。

人材を安定させることほど、難しいことはありませんね。どんな社会においても、どんな職場においても、経営的立場で考えると、「諸行無常」ですから、内も外も常に安定することはありません。でも、その波をうまく乗り越えて、乗りこなしていかないと生き残れません。時代は、刻々の変化を伴います。自分の老いも頭の隅に入れて、計算する必要があります。

過去の経験を活かしつつも、過去の成功にとらわれない心、過去の失敗に執着しない心。自分の未来に向かって旅立ち、乗り越えていく意志をしっかりと持つ。そして、自分自身が「壁」となって、やって来る荒波を迎え撃ち、防波堤となる。責任は、全て自分が担う。「悪いのは、全て私です。」と言い切れる覚悟と根性も必要。

「長いものには巻かれろ」とか「負けるが勝ち」と云われるように、身を引く強さや余裕・包容力・忍耐力を持つことが「賢者」であり、結果的には、「勝利」や「利益」や「信頼」を得ることになる。どんな場合にも「郷に入れば郷に従え」という発想で、その場の波長に馴染むことから始める。そして、自分自身の居場所を見つけ、縄張りを増やしていけばいい。

今、これらの言葉は、自分自身の戒めのために書いているものであり、また、これを読んでくださる方にも、何かの気づきを与えるものであると思います。人生は、厳しい。されど人生は楽しむためのものでもある。厳しいが故に、楽しさも嬉しさも倍増する。荒波を打ち砕く原動力・・・それは、「生きることに、生きていることに、感謝する」ことから始まる。

何かとりとめもないことを書いてしまったかもしれませんが、
「えいっ!!」と自分に気合いを入れるような気持ちです。前に進むしかない人生。ひるんではいけないし、恐れてもいけないし、傲慢になり驕ってもいけないし、「ほどほど」がちょうどいい按配。

「身の丈を知る」・・・過小評価も過大評価もしない、ありのままの自分の姿や中身をよく観察し納得することが大切ですね。でも、自分が思ってもいないほどの「底力」があったりもします。その時は、「神風が吹いた」と思って、自然の神やご先祖に感謝すればいいのだと思います。

5月にしては、なんとなく暑い今日。でも、時折吹く爽やかな風に癒されながら、心地よい「今」を過ごせることに感謝いたします。この平和な時間が、少しでも長く続きますように・・・

目に青葉  水色の風  初ハチク(淡竹)

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