浩子の部屋

京風フランス料理

毎月1回お稽古に行っているマミフラワー教室の新年会で京都まで行ってきました。京阪電車の祇園四条駅出口で待ち合わせです。参加者は新海先生を含めて8名。北に向かって京都の町並みを散策しながら、歩きます。掛け軸や壺などの古美術品が、京都らしい風情をより醸し出しています。寅年であることから、寅の掛け軸や置物が目につきました。郵便局も変わっていますね♪
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今日の目的地は、「お箸で食べるフレンチ」と言われるレストラン「田むら」。細い路地に面した、町家をちょっと和モダンにしたような造りのお店です。
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木戸を開けると、しっくりとした黒っぽい感じのカウンターに、シェフがおられました。和風の感じの中に、洋風が入り込んで居場所を作ったみたいな・・・なにか面白い取り合わせを感じました。シェフは、雛飾りのお内裏様みたいなお顔立ちで、烏帽子の代わりにコック帽をかぶっておられました。(笑)
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奥のほうに席が用意されていました。箱庭には、椿の大鉢がデンと飾られて、天窓から差し込む日差しが部屋全体に反射して、明るさを与えている。ここにも、京都らしい味わいが出ていました。
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器は和皿で、フォーク・ナイフとお箸が添えられていました。最初は、シャンパンで皆さんとの今年初めての出会いに「乾杯」!!とっても軽やかで甘酸っぱくて、口当たりの良いシャンパンでした。
本日のランチは特選コース¥5500です。一口前菜・八寸仕立て・前菜・スープ・本日の魚料理・本日の肉料理・ご飯、赤だし、香の物・デザート・コーヒーの9品目。
お味は、ちょっとしっかりめの甘辛風。素材は、さすがに京野菜が使われていました。
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器がとてもユニークな使い方がしてあり、お料理が運ばれてくるたびに、「わぁ〜」とか「へぇ〜」などの感嘆符付きの言葉が飛び交います。とりあえずは、写真でグルメツアーを楽しんでくださいね。
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今回、私が一番美味しいと思ったのが、「前菜」のフォアグラとエビイモのフライです。特にエビイモが、まろやかで滑らかで香ばしく、イモの旨味が強調されていて、とても印象に残りました。
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素材も京都産なので、より美味しかったのかもしれません。
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肉料理の鴨ロースの付け合わせの九条ネギと筍も、取り合わせといい、味といい、絶妙で面白い感じがしました。最後に出てきた、フレンチなのに、何故かみそ汁と漬物とご飯にビックリ!!和モダンの雰囲気にピッタリです。
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ご飯も、ここの水がいいのか、とても甘味がある、もっちりとした炊きあがり。もっとおかわりしたかった・・・カナ?
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12時に始まったランチは、約2時間半かかりました。楽しいおしゃべりもランチメニューのひとつ?ですね。大勢でワイワイと言いながら、ゆっくりといただく料理は最高!!オバサマ貴族の特権ですね。毎年、変わった美味しいお店に連れて行っていただけるのも、この新年会のお楽しみ。来年は、何処へ・・・
今年が始まったばかりなのに、来年のことを言ったら、鬼が笑う???
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帰りに、祇園の「福栄堂」で、風流「くずの笹」と「祇園の月」をお土産に購入。まったりとした「こしあん」の小粋な菓子に、スタッフも大喜び。大阪の「実質」より、雅(みやび)がにじみ出た「繊細さ」が、京都らしい・・・と感じました。
レストラン「田むら」も、開店してもうすぐ3年だそうです。知る人ぞ知る隠れ家的レストラン。ミスマッチの和と仏を、うまく融合させて、お互いの存在感をより大きくして、また和テイストで「京都らしさ」を上手にアピールされているように思いました。
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マミフラワーも、創始者マミ川崎先生が、フラワーアレンジメントを独自の和テイストを織り込んでこられて、ここまで日本で浸透して成長を遂げてきたのだと思います。外国のものを「和」の個性でアレンジをすることで、独特の文化が生まれる。融合でも、和合でもない「進化」なのではないでしょうか?!すばらしいですね。
でも・・・
年とともに「進化」するものあれば・・・年とともに「退化」するものあり。
皮膚が和合して「シワ」を形成し、脳ミソが融合して「シワ」を破壊する。
我、鏡を見ては・・・ああ、無情!!

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