不動産今でしょ

７月になって、もう、不動産を２つも買ってしまいました。しかも・・・大根買うみたいに、ほとんど悩むことなく、即座に返事をしてしまいました。もちろん、主人の許可は得ています。一つは、願ってもない幸運が向こうから舞い込んできたのと、もう一つは、こちらのラブコールを受け入れていただけたという結果です。

昨年には、今年の大きなイベントの予定はなかったので、こんなに集中するとは思ってもみず・・・ほんとに、いろんなことが「不思議なご縁」で繋がっていると実感します。これも、ご先祖の成せる技？とも思いながら、また、「念ずれば通ず」という自分たちの思いや願いの大切さも感じます。

来年より、相続の基礎控除額が下がり、富裕層のみならず、一般の方も自宅等に相続税が大きくかかわってくる方も増えると聞いています。居宅の住宅用土地は330㎡まで、また、事業継承の土地は400㎡まで、相続評価が8割減になるという、新たな法もできているようです。それぞれの時代に応じた、俊敏な対応が必要なことを痛感いたします。

ただ、相続税軽減のために購入する・・・というのは、あまりにも「虚しい」ことです。お金の計算だけに使われるという気がします。財産があまりに巨額な富裕層は、そういう手（相続対策）を使うこともあるでしょうが、我々庶民は、本当に使うための不動産です。すぐにでも使いたい気持ちで、購入しました。

一つ目は、長年？の念願が実を結んだ、診療所の南隣地。所有者のほうからの売却の話が、不動産屋さんを通じて、「ある日突然に」やってきました。但し、現状の古家が建ったまま、測量もなく公募のままで買って欲しいという、絶対条件付でした。「隣地は倍出してでも買え」という昔からの言葉が頭をよぎります。こちらから条件を提示したら、他へ逃げてしまう・・・という懸念もあり、即座に購入を決めました。

これで、やっと診療所の駐車場が確保できます。遠方から来ていただく方や、また、身体障害や歩行困難な方などが、遠慮なく来ていただけるようになります。ほんとにありがたいことです。もともと、この新しい診療所を設計する時に、「１階に２台分の駐車場が欲しい」と主人が言っていたのを、私が断固拒否しました。かなりの言い合いになって・・・今は、笑い話ですが・・・当時は、真剣に喧嘩しました。

「いずれ、駐車場は、近くで手に入るから。今は、１階診療所スペースを充分に確保するのが第一。」と、私は豪語しました。まさか、こんなに早く手に入るとは、私自身も思ってもみませんでした。主人とは、「ほんとにラッキーやね♪」と顔を見合わせました。
「想いは形になる」を実感した一瞬です。

もう一つは、近隣に現在建築中のマンションです。いずれ、娘一家が住めるようにという思いです。娘達は、現在は、私達の自宅マンションの隣に借りて住んでいます。その家主さんには売却の意志が今のところ無いようなので、購入したほうが良いだろうと考えました。

地下鉄中津駅前のタワーマンションも見学には行きましたが、あまり高すぎる建物は、ちょっと「恐れ」みたいなものがあります。また、電磁調理器は、onした時に常に電磁波が出ている、つまり電子レンジが回っているのと同じ状況になるため、かなりの問題があります。
風水的にいうと、「炎」を見るのが、精神的にも安定するので、やはり「ガス」のほうがいいのです。今回購入のマンションは、ガスコンロでした。

ダウンライトもLEDではなく、蛍光灯です。好みでLEDに変更は可能なようですが、LED電球の元に長時間いると、視力に影響を及ぼすようです。「目が散らつく」とか「目が疲れる」という話を知人から聞きました。エコとか電気代とかという発想から、世間では「LED華やかなりし」ですが、私は感心しません。自然から、どんどん遠ざかっているだけですから。本来ある、原始的な姿に近いほうが「正解」だと思うのです。

何かが間違っているのです。流行が先走って、人間にとってより良いものという意識から外れている。これが、人間という生き物の「おろかさ」かもしれませんけれど・・・時代の流れに翻弄されていることに、ふと立ち止まって気づいてくれる人が、１人でも増えることを願います。

自然から遠ざかった、文化的？な生活を送れば送るほど、その中に「小さな自然」を見出し、大切にしていただきたい。そして、家の中の環境に、木や花や土や、天然素材のもの、レトロなものがあることが、どんなに落ち着くことであるかを実感していただきたいと願います。

不動産は、今や「動産」です。必要でなければ、そこに囚われることなく、自由に売買できます。年代や時代に即応して、どんどん住み替えていけばいいと思います。ただ、運気の下がることの無いよう、よりよい風（運気）を取り入れて、追い風となるように住み替えていくことが大切です。