石巻の孫達が久しぶりに来阪し、今日も朝から賑やかです。子供達の大きな声に起こされながらも、眠さに負けて、必死に布団にしがみついて眠ります。昨夜から、ほんの少しの時間ですが、孫達といるだけでなんとなく疲れています。全員が起きてきたので、仕方なく起きることにします。

朝、セブンイレブンに、お婿ちゃんが孫達を買物に連れて行ってくれました。帰ってきたら、妖怪ウォッチのファイルやシールやホルダーを大量にもらって来ました。店長さんが、宮城から来ているのを知っていて、景品の残りを出してきてくださったようなのです。みんなで分けっこして、もう大変！！

朝食を食べたら、もうすでにあちこちが汚れています。そんなこと、いちいち怒っていられないスピードで、あらゆる所を遊び場にし、あらゆるオモチャや家具を移動して、あちらこちらの部屋で、思い思いの行動が繰り広げられます。何をしているのか、たまに干渉するくらいで、それ以上は「ほったらかし」です。

相変わらず、主人手作りの簡易ブランコは大人気です。ほんとにビス２個だけで留まっています。竹は、淀川の河川敷に落ちていたものを拾ってきて、それにあり合せの荷造り紐を結びつけてあるだけです。皆が上手に漕ぐと、その重みで、襖の上の壁がミシミシと音を立てて、今にも壊れそうになります。それでも、子供達はかわるがわる交代して遊びます。

押入れは、格好の隠れ家であり、飛び込む時にクッションとなる布団の宝庫でもあります。押入れの中段から跳び降ります。他の部屋では、ブロック作りをしています。また、お兄ちゃん達は一部屋を基地にするようで、家具を運び込み、布団を持ち込んでいます。女の子は、ここで、ママゴト遊びをします。基地は、「棲家」でもあります。

こんな小さな子供の世界は、大人の世界のミニチュアです。何も教えてもいないのに、大人の行動をよく観察していて、男と女の本能が自然ににじみ出てきて、役割分担をしています。
配役もきちんと決まっています。配役に「なりきる」ことが、ママゴトの礼儀のようです。じっと観察していたいのですが、大人の目線が気になるようですので、退散します。

男の子は、遊び疲れてきたら、すぐにお腹が空くようです。
「ばあば、おにぎり食べたい。」
という声に応えて、一口おにぎりを作ります。どんどん作ってもすぐになくなってしまいます。また、５合の米を炊きなおします。その間に、私がラーメン食べようとしたら、
「ばあば、ラーメン食べたい。」
と、マオちゃんが私の横に張り付いてきます。（笑）
ご馳走は全くないけれど、子供達には、簡単に手軽に食べられるものが一番いいようです。

どの部屋も散らかして、いよいよ飽きてきた頃、お絵かきが始まりました。男の子達は夢中です。リュウ君とセイト君は、お絵かき大好きです。書き始めたら止まりません。どんどん書いています。セイト君はリュウ君の絵を見て、また学んでいます。お互いに刺激しあっていいですね。コウキ君は絵も上手ですが、どちらかというと体を動かすほうがいいようです。

隅から隅まで、我が家は、足の踏み場もないほどに散らかりましたが、自由にさせておくことが大切と思い、「やりたい放題」「野放し状態」にしています。ただ、シールを張られたり、あちこち汚されないようには、注意しています。やりたい放題の中に「工夫」があり「発想」がある。これが将来に「活きる知恵」になっていくことでしょう。


６人の孫が寄り添って、楽しい時間を過ごすことは、この子達のそれぞれに、ほんわりとした温もりとなって記憶されていくことでしょう。まだまだ６人とも可愛い盛りです。この時間を共有できることこそ、ジジ・ババとして、とてもありがたいことであると思っています。

今は、全部片付けて、このパソコンに向かえる「落ち着いた時間」に、ほっとしています。子供達のエネルギーは、そばにいるだけですごいですね。細胞分裂が激しいように、エネルギーも沸々と湧き出ているようです。我々のように、衰退し？消耗した？エネルギーとは、雲泥の差ですね。（嘆息）

どの子にも　分け隔てなく　頬撫でる