「あれっ?どうしたん?その格好・・・」
主人が、紺色の唐草模様の風呂敷を、肩から提げています。
「こうしてすっぽり包まれていたら、泣かんと良く眠るんや。」
風呂敷の中には、ココエちゃんが入っていました。
主人は、その格好のまま、部屋の中を動き回ります。私がそれを見て笑うと、よけいに手足を大きく振って、ゆっくりと歩きまわるのです。ついに、「いちにぃ、いちにぃ」と、掛け声までかけています。ほんまにこれで眠るのかしら・・・主人いわく、
「母親のお腹にいるように包んでいたら、安心するみたいや。それと、歩く振動で心地よく眠れるはずや。」
「ココエタイム」という名がつくほど、夜になると泣き出します。昼間は意外と良く眠るのですが、「眠たい泣き」とでもいうのでしょうか?夜9時頃から2時間あるいは3〜4時間も、浅い眠りで泣き続けるのです。ミルクでもオムツでもなく、母親でも原因がよくわからない状態で、何をしてやっても無理という時に、主人がこの風呂敷を思いついて、押入れの奥から引っ張り出してきたのです。わざわざ唐草模様にしなくてもよかったのですが、ちょうどいいい大きさのものが他に見当たらなかっただけのことです。
この風呂敷に巻かれて歩いてもらっていると、確かに一時的には眠ってしまいます。しかし、またこのまま布団に置くと、「ぎゃ〜〜ぁ」と泣き出します。ほんまにどうしたらいいのか、みんながわからず、適度に抱っこを交替している状況です。孫5人目で慣れているはずなのですが、今までの孫には無いパターンです。そのうちコツがわかるのでは・・・と思いながらも、未だにつかめていないのが現状です。
このココエちゃんですが、生後2カ月で、もう3回も本格的な風邪をひいています。母乳の免疫力という効果も無く、お兄ちゃん達が保育園から持ち返るバイキンをもろに受けるようです。黄色い鼻汁も一人前に出るし、今回は熱も出て、オッサン?みたいなひどい咳をしています。生後2か月の試練としては、ちょっと可哀想すぎます。こんなに小さい時から、各種のバイキンに接していたら、ほんまに強くなるんでしょうね。
ジイジの二足歩行?も大切ですが、唐草模様のまま、外出しないようにお願いしますね。
どう見ても、「変なオジサン?」にしか見えませんから・・・(笑)