免疫細胞療法の新大阪がんクリニックでのNK細胞点滴も5回目を迎えました。1クール6回なので、あともう一回です。3回目が終わった時点で、済生会中津病院泌尿器科の内視鏡検査で、膀胱内膜がキレイに治っていました。局所療法のBCG療法と、全身療法のこの免疫細胞療法とが、功を奏したのだと思っています。
新大阪がんクリニックの担当看護師Sさんとは、点滴をしながら随分お話をさせていただいて、すっかり仲良しになりました。お世話になってありがたいことだと感謝しております。ここには、いろんな症状の患者さんが来られることと思いますが、若い方も結構多いと聞いています。若い女性では、乳がんや子宮頸がん等の方が来られているそうです。
今日は、特に患者さんも多い感じでしたが、手の空いておられる看護師さんにちょっと集まっていただきました。Sさんとしかお話はしていませんが、皆さん明るい感じの方ばかりでした。いろんな患者さんと1対1で向き合ってくださるのも、安心のひとつなのでしょうね。私の点滴するNK細胞は、今日は28億個にまで増殖していました。初回の頃の2倍程度ですね。ビックリです!!
例え、病院に通って検診していたとしても、この療法を受けていなければ、一抹の不安が残っていたことでしょう。今は、一旦完治しているということで、この状態を維持できるよう、無理のない生活サイクルをしないといけないと思っています。ただ、のんびりとできるわけもなく、難題は次々と向こうからやってきます。今は、毎日の睡眠時間を削ってまで、仕事等に没頭しないよう、気をつけています。
「たとえ身体は病気になっても、心まで病気にはなっていません。」
今朝は、社会保険診療報酬支払基金大阪支部から電話があり、移転に伴ってコード番号が変更になる為、レセプトの「オンライン請求」の新規申し込みをしなければいけないと連絡がありました。FAXするので必要事項を記入の上返送するように言われたのですが、近いので直接伺って記入することにしました。
行ってみると、担当の方が丁寧に応対してくださり、労いの言葉をかけてくださいました。
「移転されたら、さぞいろいろと大変だったでしょう?移転された方がよくそうおっしゃっているのをきいていますから・・・」
「ええ、ほんとに大変でした。引越しもですが、移転の為の書類を準備するのが一番大変でした。でも、もっと大変だったのは、娘が宮城で被災しまして、随分心配しました。」
「そうですか。それはほんとに大変でしたね。皆さんご無事でしたか?」
「はい、孫3人も無事で、大阪に避難してきているんですよ。被災したので保育園にもすぐに入れていただいて、ありがたいことです。でも、石巻の市役所が機能していなくて、転出ができないので、とりあえず大阪に転入届だけ出してください・・・というような状況です。」
「宮城県は、社会保険事務所や支払基金も全部津波で被害を受けて、大変なんですよ。それで、ここの大阪支部が、宮城県の分を全部引き受けて、ここで処理しているんです。東京も計画停電があったりして、大変ですからね。大阪は、以前の阪神大震災の時にも、兵庫県の分をお手伝いした経験があるので、大阪に依頼が来たのでしょうね。」
「そうですか、大阪でお世話になってるんですね。ウチの娘の所も歯科ですし、義父も内科をしているんです。ここでお世話になることを、大阪府民としても、とても嬉しく思います。ウチ共々、これからもどうぞ宜しくお願い致します。」
初対面のお役所仕事の方でしたのに、お人柄のいい方で、とても優しく親しみやすくお話できたこともよかったですが、大阪が宮城県のお役に立っているという事実に、ほんとに心がホワッと温かくなりました。
「大阪も捨てたもんじゃない!!大阪は人情の街♪」
被災した娘の孫達とてんやわんやの生活。移転引越しして、いろんな方がお祝いに来ていただき、嬉しい悲鳴。スタッフ達は新しい診療所で少し戸惑いがあり、それぞれの心を一つにする為に、個人面談を3日間にわたって行い、ようやく落ち着きを取り戻し、ホッとしたのもつかの間・・・税務調査が入るという連絡。
「なんで、この時期なん???一番大変な時に・・・」
と言う訳で、来週月曜日に調査に来られることになりました。(ふう〜〜っ)
一難去って、また一難。苦難の試練は、まだまだ続きそうです。
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