本日の午後に、院長が歯科校医をしている大阪市立中津小学校で、高学年対象の学校保健委員会が開催されました。今回のテーマは、「よい歯からめざそう健康な生活」というタイトルで、まずは、校内実態調査の結果発表から始まりました。当院に来ている「なにわ歯科衛生専門学校」の実習生と、新人スタッフの泉さん、清水さんも見学させていただきました。
クイズ形式で、みんなに質問を投げかけ、○×で答えてもらうという趣向がありました。
歯磨き指導の好きな王女様という内容の「劇」も、行われました。
その後、歯科に関する素朴な質問が、生徒たちからいっぱい投げかけられました。院長は、生徒に分かりやすく答えていました。
☆唾液が出ると、何故虫歯にならないのですか?
(A)食べ物が歯に付着したものを、唾液できれいに洗い流すから、虫歯になりにくい。
☆虫歯になるとどんな悪いことが起こるんですか?
(A)歯が痛くなったり、溶けてしまったりして、食べ物を噛めなくなってしまいます。
☆柔らかい食べ物は、なぜいけないのか?
(A)しっかり噛むことによって唾が出て、食べ物の消化を助け、歯をきれいにすることができるんです。
☆歯のどこに汚れがつきやすいのですか?
(A)歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間、歯の溝です。
☆歯肉炎に、なぜなるのですか?
(A)歯の汚れをついたままにしておくと、そこにバイキンが住みついて、毒を出すからです。
たくさんの質問があり、お母さんからも質問されていました。
☆歯磨きの強さは、どのくらいの力をかければいいのでしょうか?弱過ぎても強すぎてもいけないと思うのですが、子供にどう説明したらいいのか、教えてください。
(A)大体200g位と言っても分かりにくいと思いますので、お母さんが磨いてみて気持ちのいいという強さを、子供たちにも磨いてあげて、そのまま感覚的に覚えさせるというのが、まずはいいのではないでしょうか。
以上、活発な保健委員会にとても圧倒され、子供達の素直な疑問に触れ、基本的な事の大切さを見直す機会を得ました。また、先生方の指導のご苦労も垣間見れましたが、何よりも、子供達が課題に一生懸命取り組む様子に胸打たれました。小学校高学年といえども、目線は大人よりもシビアーな感じを受けました。
歯も口も 健やかなりて 夢多し