いよいよ、下の前歯がぐらぐらになってきたコウキ君。歯が45度くらいに倒れるので、もうそろそろ「抜き時」?かと思って言いました。
「コウキ君、もう、歯を抜いてもらおうか?気持ち悪いやろ?バアバが引っ張ってあげようか?すぐ抜けるよ。」
「うん、じゃあ、ジイジに抜いてもらう。」
と言うので、院長にお願いしました。
コウキ君、覚悟を決めています。
「じゃあ、行くよ~!!」
と、ジイジがピンセットで引っ張ると・・・
あれっ?抜けにくいようです。
「やっぱり、注射せんと、これは痛いで~~。」
と、院長が麻酔の注射を始めました。
「ちょっと気持ち悪いけど、頑張りや~!!」
コウキ君は、抜いてもらう覚悟がしっかりできているので、頑張っています。ちょっと、薬の味が苦くて気持ち悪いようです。
麻酔が効いてきたようなので、
「おい、いくぞ~!!」
と、抜歯鉗子(ヘーベル)で挟みました。
「えいっ!!」
という一言で、あっという間に抜けました。ちょっとだけ血が出ています。
コウキ君はケガの具合をみてから、しっかり綿を噛んでいます。可愛い可愛い「歯」は、コウキ君が生まれて5か月目に生えてきたものです。約5年間お世話になった歯ですね。
それだけ、周囲も年を取った・・・ということです。
来年は小学生になります。ほんとに早いものですね。あの小さかった赤ちゃんが、こんなになるのですね。月日の流れを感じます。
初孫の 前歯の隙に 秋風や