浩子の部屋

初めての分子栄養学

今通っている小西統合医療内科の小西先生が、管理栄養士のための分子栄養学講座を始められるということをフェイスブックで知り、管理栄養士の資格はありませんが参加をさせていただきたいと申し出しました。オブザーバーとしての参加もOKということで、参加希望理由や自分の履歴をメール送信しました。
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第1回目ですので、どんな方が来られるのだろうかと興味津々。集まられたのは、管理栄養士の方が5名と、先生の患者さんや興味のある方など10名が来られていました。全員女性というのも面白いですね。小西先生の優しさに惹かれている女性軍に違いありません(笑)。まずは、小西先生が「自己治癒力を高める栄養学」という題で1時間ほど講義されました。
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「現在の栄養指導は、本当に患者の健康に貢献しているのか?」

自分達の身体は、60兆個の細胞からできている。だからこそ、その細胞を生み出している毎日の食事をどう見ていくかが大切です。本来私達の身体にもともと備わっている「身体のバランスを取り病気を治す力=自己治癒力」を引き出し、バランスが取れなくなっているものを元に戻すのです。

現在の西洋医学による医療は、病気の上流域である根本原因ではなく、病気の下流域である症状の対処や改善に偏っています。病気になる過程の「中流域」に対しての、分子レベルや細胞レベルでの医療は、「分子栄養学」や「機能性医学」といいます。細胞レベル・分子レベル・機能レベルでバランスが取れるように必要な栄養素を補充し、本来の自己治癒力を発揮することができるための環境整備を行うことが大切です。

中流部分には、細胞・細胞膜・ミトコンドリア・核などが関わっています。現状の医学で、ミトコンドリアがどうのこうのという話をすると、頭がおかしいのじゃないかと爪弾きにされるだけです。ミトコンドリアで、摂取したカロリーを完全燃焼できるかどうかが大切なことなのです。
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私自身、ここ数年間、全身にみみず腫れのような蕁麻疹が数ヶ月間にわたって起こり、悩んでいました。悩むというか、蕁麻疹の起こる原因物質が何なのか、さっぱりわからなかったから、不思議に思っていました。下痢も頻繁に起こるようになっていて、いったい自分の体に何が起こっているのだろうと思っていました。

もともと腸内清掃というかデトックスは必要と分かっており、実行していたのですが、便を排出するだけでは、体内に蓄積されている重金属が出ていかないことも知っていました。それで、関節症になった原因かもしれない、重金属のデトックスをしたいということで、小西先生に出会うことになりました。ありがたいご縁ですね。
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私はストレスとは感じていなかったのですが、様々なことを突っ走って対処している間に、自分で気づかぬ持続する慢性ストレスがあり、それが腸内環境を悪化させていたようです。そして、腸間粘膜(消化管・・・ガット)の細胞と細胞の間に、小さな隙間(リーキー)ができ、リーキーガット症候群となっていたのです。すると、その細胞の隙間から、たんぱく質が漏れてくるとフードアレルギーが起こるのです。
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アレルギーには、即時型(IgE)と遅発型(IgG)がありますが、後者の遅発型フードアレルギーを起こしていました。このまま放置すると、副腎疲労症候群となっていきます。つまり、自律神経失調となり、内分泌やホルモンのバランスがくずれていくのです。ひどくなると、全ての食材にフードアレルギーを起こすほどになります。

では、本来の健康に戻すためにはどうしたらいいのでしょうか?!
食べ物で、食品添加物や化学物質を「ゼロ」にすることはできない。また、土壌汚染や水質汚染を避けて、重金属の流入を妨げることもできない。気にしすぎたら「食事ノイローゼ」になってしまいます。

デトックス機能を高めるのが重要!!
毒素は増え続ける一方です。しかも腸内環境が整っていなければ、すべてをデトックスすることはできません。デトックスの性能が求められるわけです。ここで、分子栄養学というのは、本来私達が持っている「デトックス能力」をもっと高めるという視点から栄養管理指導をするということなのです。
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また、一方で、腸管カンジダ症といって、腸内環境が乱れるとカンジダ・アルビカンスという真菌が腸の壁を這って増殖し、体の中まで入ってきます。カンジダ菌は有機酸を産生し、ミトコンドリア機能の低下を起こします。私も、腸管カンジダ症になっていたので、3ヶ月間、抗菌剤(ナイスタチン)を服用しています。
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以上のように、腸内では様々なことがおこっているので、腸内環境を整えて、重金属のデトックスをし、ミトコンドリアの機能を改善することで自己治癒力を回復させていきます。おかげさまで、私の体もほとんど回復してきたようで、蕁麻疹は全く出なくなりました。背の青い生魚で、少し唇が腫れるクインケ浮腫にはなりますが、1日で回復できる程度ですから、大したことはありません。
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大勢の方に、本来あるべき自分の健康な姿に戻っていただきたいと思います。だからこそ、保険制度の医療だけに依存しないで、自分で治療法を選択する、ちょっとした勇気を持っていただきたいと願います。
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最後に・・・
分子とは、全ての細胞、全ての臓器、全ての人間、全ての生物に共通のものであり、交流するものであり、交換するものでもあります。もっと言うと、分子の中の素粒子は宇宙全体を満たしているものであり、自分と自分以外の人を繋いでいるものです。
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