朝早くから、キンダーキッズで作ってきたコックさんの帽子をかぶり、ご満悦のコウキ君。今、料理にハマっているらしく、ママと一緒にいろいろなお料理を手伝っています。先日も、カップ型のソーゼージ入り蒸しパンのようなものを作っていました。ママと一緒に材料を混ぜて、型に流し込み、ソーセージの盛り付けをします。ちょうど家族の人数分、作ってくれました。
コウキ君は、朝からお弁当作り?をしています。セイト君も一緒にやりたいようで、お兄ちゃんにくっついて、ままごとの道具を使いたがっています。さしずめ、お兄ちゃんは「シェフ」、セイト君は「下働き」。セイト君は、お兄ちゃんの要領の良さにはかないません。でも、お兄ちゃんシェフの隙をねらっては、ままごと道具を取りにいきます。お兄ちゃんは、遊び相手であり、師匠みたいなものですから、セイト君はいじめられても、あまり泣きません。耐え忍んでいます。(笑)
兄弟は、ほんとにいいですね。弱者と強者の力関係、社会の上下関係が自然に身についていくのですから。ここまではいいけど、ここからは・・・という、乗り越えてはいけないラインも見えてきます。毎日の生活の中で、親という大きな庇護の下にありながら、自分の縄張りの範囲みたいなものが確立していきます。お兄ちゃんは、自分でひとり占めしてきたものを、少しずつ盗られながらも、弱者である弟に分け与えようとする愛情も芽生えます。
毎日のふたりの行動を見ながら、私も、人間の心と体の成長の縮図や、持って生まれた性格や備わった能力の違いを勉強させてもらえます。ふたりの行動を同時に見ることで、よけいに面白みが増します。パパやママも、兄弟の触れ合いや闘争を、目を細めて見る余裕が生まれています。親と子の、この「距離感」がいいですね。付かず離れず、少し客観的に判断できる位置にいることで、子供達をより大きくのびのびと育てることができるのだと思います。
さて、コックさんは、美味しいお弁当づくりができたかな??
「とうち、とっちゅさん。ごはんちゅつってるんやで〜。」
(コウキ、コックさん。ごはん作ってるんやで〜。)
セイト君は、「ご馳走様でした」というパフォーマンスがとても上手です。しっかり両手を合わせながら、丁寧におじぎして、最後に「・・・たぁ〜〜!!」と言えます。何でも、大人のすることのマネごとがとても得意。必死で教えなくても覚えてしまう、吸収力というか模倣力というか表現力というか、乳児の成長する脳力にビックリします。
コウキは、将来何になりたいのか尋ねると、
「とうち、だいちゅさんになる。」
つまり、大工さんにあこがれています。ジイジのように、器械ものが大好きで修理に興味があるので、トンカチを使う大工さんになりたいようです。
なりたいものがいっぱいありそうで、うらやましいですねぇ〜。
コックさんに、大工さんに、歯医者さん・・・
あれっ??? ジイジの若い頃と同じことを言っている・・・(笑)