ここは、イタリアのベニス(ベネチア)の宿。
ベニス本島ではなく、本島近くのメストレというところです。
今日は、本島のカーニバルを見に行きます。
ベニスは、17年前に来て、2回目です。
ゴンドラ遊覧が有名ですが、冬季の今は、仮面をかぶったりして仮装をした人達が街を行きかうと聞いています。果たして、どんな風景や雰囲気を感じられるのでしょうか?
ベニスは思った以上に寒いです。ホテルの向かいには、ハムや食品を売っている小さなお店がありました。昨夜そこで買った白ワインは、デザートワインだったようで、とても美味。マスカットワインに近いような甘味と香りが口の中に拡がります。
別のお店で、削りたての生ハムもゲット。色の濃いものは、スペインの生ハムに近く、少し固めで、噛むと旨味がじわ〜っと出てきます。地元の人達が、ごく自然に、夕食のために買い求められていたので、イタリアの食文化の有りようを垣間見た感じでした。
お腹が空いて、今朝はモーニングコールより1時間早く目覚めてしまいました。朝食を待ちきれずに、関空で買ってきたおにぎりを1個食べてしまいました。夕べ、窓の所に袋ごと吊るして、冷やしておいたのですが、冷却効果が出すぎて(?)、ご飯がパラパラになってしまっていました。それでも、食べるものがある有難さが、身に沁みますねぇ〜。
ベニスの朝は快晴。ほんとに雲ひとつないという素晴らしい日和です。
ただし、気温は低く、主人はタイツを穿いて、さらに下着のベストにカイロを貼って・・・の重装備。海からの風がきつく、肌寒く感じるようです。
ホテルからはバスで波止場まで。そこから船で、ベニス本島に渡ります。時間は15分くらいです。
到着すると・・・
「わぁ〜〜っ!!きれい〜ィィ♪」
貴族の仮装をした夫婦カップル。
「絵になるワァ〜、どこ撮ってもきれいやねぇ〜」
そこへ、仮面をかぶったゴールドの剣士??
写真を撮ってもらうのが嬉しいかのように、ポーズをとってくださいます。
今日のこの日の為に仮装して歩いています・・・というような人ばかりです。
一緒に写真を撮るのに夢中で、添乗員さんには、
「ハ〜〜イ、写真はあとでいくらでも取れますから、集合してくださぁ〜〜い!!」
と、呼ばれる始末・・・(ハハハ)
ドゥカーレ宮殿の豪華絢爛な装飾や絵画。
以前来た所だけれど、もうすっかり忘れてしまっていました。
ほんの暫しの時間、海洋国として発展していた頃の栄華に陶酔しました。
街の中心となるサンマルコ広場と寺院、有名な「ため息橋」を見学。
そして、ゴンドラに乗りま〜〜す!!
風もなく暖かで、景色は青い空に映え、最高の気分♪
カンツォーネの音楽がないのが、ちょっとさみしいですね。
若い船頭さんが、細い運河を微妙に調整しながら、ゆっくりと進んでくれます。
気分は、「サンタ〜ルチア」です!!ルンルン♪♪
お昼は、イカ墨のスパゲティーと、イカと小魚のフライ。
イカ墨は、レモン風味で、スパゲティーのゆで加減も丁度いい具合。
食事の違和感が全くないのが、イタリアの魅力ですねェ〜。
午後はフリータイムで、仮装の人達の撮影に没頭・・・如何??
夕食はふたりだけで、トラットリア(軽食堂のようなもの)で、ピザとボンゴレを注文。
本場イタリアの味だけど、日本も今どきは美味しいので・・・
あまり変わりませんよ〜〜ォ。
ベニスを満喫した一日でした。
ベニスの仮面カーニバル へのコメント