娘家族の住む、宮城県石巻市に向かいます。伊丹から仙台へのフライトです。孫は、今日の飛行機に乗れることをとても楽しみにしていました。この旅行のために、急にキャリーバッグが欲しいと言い出しました。ママがあちこち探して、3日前にやっと都島のトイザラスで見つけてきた、カエルのキャリーバッグ。汚れのために300円(定価1500円)で売っていたものをさらに200円に値切って買ったもの。孫は大喜び!!
大人と同じになったことをとても喜んで、得意げになって、階段を登ったり、必死に歩いたり・・・
「あな、ちだうの? じゃるに、のるの?」
と、飛行機のマークもよく知っていて、いろんなことを覚えているのに驚くばかり。
飛行場では、様々な作業用の車が走っているのを、必死に眺めている姿がカワイイ。おもちゃを動かすように、どんどん夢が拡がっているのでしょうね。男の子は、やはり、動くものを「真剣に」見ている気がします。
今日の飛行機は、わりと小型。台風の影響もあり、新潟の上空を通る迂回ルートを取るため、予定より5分遅れになりました。でも、ほとんど揺れもなく、スムーズに仙台空港に到着。
孫は、いとこの「リュウ」に会えることも、北海道のジジとババに会えることも、とっても楽しみにしていました。空港の到着ロビーには、すでに娘達がお迎えに来てくれていました。孫は、リュウや北海道のジジ・ババに出会えたのを喜んで、はしゃいでいましたが・・・
そこで、リュウがカエルのキャリーバッグを見つけて・・・
それを取ろうとして、早速にケンカが始まりました。(もう〜〜)
子供同志、同じものが欲しい。珍しいものには、すぐに目がいく。
そんなケンカをなだめながら、石巻のご両親の自宅へ。
ウッドデッキのテラスで、美味しいお弁当をいただく。でも、とても慌しく・・・
というのは、今日は連休の始まりでもあり、これから行こうとする女川(おながわ)の「さんま祭り」に行く道中が大渋滞のため、急遽、電車で行くことになったからです。電車の時刻に間に合うように、急げ急げ・・・
JR石巻駅から、石巻線に乗って、終点の「女川駅」へ。とってもローカルな電車で、2両編成。
こちらに長年住んでおられるご両親も、日頃は車での移動なので、この電車に乗るのは初めてなのだそうです。さんま祭りには、栃木や大阪ナンバーの車もあるくらい、遠くからも来られているんですね。なんか、修学旅行の団体みたいですね・・・(笑)
女川駅で降りると、海の香りがしてきました。会場に近づくにつれ、さんまを焼く臭いがプンプンと漂ってきて・・・
ほんとにたくさんの人が会場に集まってきています。あちらこちらで、炭火でさんまをいっぱい焼いていました。まさに「さんまだらけ」。
「まず、一皿100円払ってください。食べたら、この皿を返した時に、100円はお返しします。」
ということで、紙のお皿を受け取ります。何匹食べても「無料」という仕組み。
早速に焼きたてを、みんなで頬張ります。脂がのっているのに、わりとさっぱりとした味。こんなに鮮度のよいものは、しかも露天の炭火焼きは、なかなか口に入らないでしょう!!そして、縦に並べる串焼きは、大人気。
すごい行列になっています。やはり、この焼き方のほうが、もっともっと旨味が増すんでしょうね。
並ぶほどの元気もないので、ここのイベント会場に行ってみると、ロックン・ロールの曲にのって、若い人達が踊っていました。漁港も人で溢れかえり、魚も真っ青???超ビックリかも・・・
また、ローカル線に乗り、石巻駅まで。10月末に娘達が開業する予定の医療法人T&K「坂井おとなこども歯科」に行ってみる。
「わぁ〜!!綺麗にできているやん。新しい感じやし・・・」
中に入ると、2階へ上がるエレベーター。その横に階段。上がってみると・・・
こげ茶色のホテルみたいな受付カウンター。
「ひゃぁ〜、すごいすっきりとうまくできてる〜〜!!」
ホテルっぽいイメージでありながら、使いやすさ、そして、プライバシーを配慮した個室のつくり。
お婿ちゃんも、ここまで来るのに随分苦労した様子。でも、いろいろとあっても、結果オーライですから。大変さは、きっとまた将来の役に立つものですから・・・
がんばれ、がんばれ・・・
と、思いながら、いろいろと見させてもらいました。主人も、自分ちの診療所計画にとても参考になったと、喜んでいました。
開業前も大変。開業してからも大変。
人生は、「大変」を乗り越えてこそ、「楽しみ」を見つけることに上手になる。
未来に向かって、はばたく!!
まさに、その飛び立つ寸前の鳥を見る・・・思いがしました。
夕食は、近所のお寿司屋「一八」。
出てくる出てくる。鮮度のいいお刺身。
フカヒレ茶碗蒸し。
煮魚。さんまの腹焼。シメは、にぎり寿司。
満タン、満腹で、私の胃袋と腸は、ちょっと悲鳴を上げました。
もう、お休みしましょう!!