青空のもと、眩いばかりの銀世界。真っ白な粉雪を踏みしめます。キュッキュッという音が懐かしい昔の記憶を呼び起こします。リュウは、ジイジと早速に庭で雪遊びをしていました。ジイジもとっても楽しそうです。あっという間に、アンパンマンやバイキンマンの雪だるまが出来上がりました。寒さは格別ですが、空気が澄んで、気持ちがいい、すがすがしい朝です。

坂井家のご両親の自宅に、先日大阪から送ったお雛様が飾ってあるというので、早速に見せてもらいに行きました。

ちょうど、旧暦の正月にあたる立春に飾られたそうです。人形店の話では、初節句は４月の１６日まで飾っておけるということでした。座敷の床の間に飾っていただいたのですが、人形店で見たよりも、ずいぶん大きく見えました。ご両親にも気にいっていただけて、ホッとしています。やっぱり、女の子のほうが、飾りものも華やかですねぇ〜♪


全員で記念撮影です。子供たちが、なかなかじっとしてくれていないので、セルフタイマーでの撮影会も大変です。やっと、気に入る写真が撮れました。このためにやって来たようなものですから・・・ね。（笑）

お義母さんが、ちょっと一服と言って、お茶を持ってきてくださいました。
「あらぁ〜、リナちゃん、こんなとこにいたの？」

カワイイお湯のみは、お福ちゃんです。リナちゃんにほんとソックリです。（ははは）

自宅のテラスでは、白い綺麗な雪が積もっていたので、また、ジイジとリュウが雪遊びです。ジイジは素足にゴム草履を履いて、雪の上。冷たいのもなんのその。リュウと過ごす短い時間をとても大切にしている気がしました。

お祝いのあとは、乾杯ですよね。今日は、坂井家御用達の「鮨一八」です。
シラウオ、生の茎若芽の付きだし。



握り鮨は、お好みで注文しました。１２時半頃に行ったのですが、もう他のお客さんは皆、お昼を終わって帰られたばかりだそうです。石巻の人達は、朝が早いから、お昼も早いのでしょう。ここにも、大阪との時間差がありますね。
朝はゆっくりで、夜が遅くまで・・・というのが大阪流？？

帰りは、お婿ちゃんに仙台空港まで送ってもらいました。帰りの飛行機に乗った時に、機長のアナウンスが始まりました。ヤマガタさんという機長さんですが、その口上の長いこと。でも、ぺらぺらと冗談を交えてとても面白くお話しされます。乗客全員が、「くすっ」と笑ってしまいました。客室乗務員の方も笑っておられます。
「なんか、吉本新喜劇みたいやね。機長にしとくのもったいないわ。」（笑）
伊丹空港到着の前にも、機長のアナウンスがありました。
「ルビー、エメラルド、サファイヤ、ダイヤ、アメジストにアクアマリンなどなど、色とりどりの星が輝くように、街の明かりが皆さまの眼下に輝いて見えます。その素晴らしい眺めの中、私の完璧で見事な操縦により、揺れもなく、きっちりと予定の時刻に到着する予定でございます。全日空の素晴らしき完成度の高いスタッフの応対にも、充分に皆さまにご満足いただけたことと確信いたしておる次第です。・・・では、ここで一句。
満天の　冬の星空にときめいて　我　飛行するエメラルドの空
全日空は、皆さまに完璧な安全と安心をお届けいたします。」
というような、流暢な？お話が続いておりました。（笑）・・・では、私も一句。
宝石を　散りばめし光の大地　天の川かと　思いきやかも
ヤマガタ機長は、口は饒舌、操縦は凄腕、ほんとに余裕のなせる技でした。客室乗務員の方の話では、有名な機長なのだそうです。降り際には、乗客のほとんどが機長に手を振ってあいさつをするくらい、一度に人気者になっておられました。機長の最後のことば・・・

「これからも皆さまに、完璧な飛行で、感動、感激、感謝を提供できるように頑張ってまいります。本日は、ご搭乗ありがとうございました。」
旅の終わりが良ければすべて良し。楽しい一日でした。