コウキ君との初めての2人旅。朝10時の伊丹発仙台行の飛行機(ANA)に乗ります。従兄弟のリュウ君のところに遊びに行くからと言って、一緒に出かけました。コウキ君は、意外とあっさりパパ・ママとバイバイして、私と手を繋いで、「いってきま〜す!」をします。
「バアバ、ひこうきのるの、ばしゅにでいくの?」
「電車で行くの。阪急電車とモノレールと、二つの電車に乗り換えていくのよ。いっつも飛行機が降りてくるのがおうちから見えるでしょ?あそこまで、電車に乗っていくんよ。」
コウキ君は、ちょっと緊張しています。私も、ちゃんと付いてきてくれるかどうか心配で、ちょっと緊張しています。二人で手を繋いでいると、手が汗ばんでじとじとしてきます。
コウキ君は、電車の窓から外を眺めながら、
「バアバ、つぎ、おりるの?まだ?」
と、降りる駅をずっと気にしています。私のことが、100%信用できない?みたいです。ママと違って、私と二人っきりだと甘えることをしません。バアバはちょっと怖い人だけれど、年取っていて体力が無いのを、肌で感じ取っているようです。自分がしっかりしないといけない・・・という気になっているのかもしれません。
伊丹空港には、予定より随分早く着いてしまったので、レストランで朝食を食べることにしました。コウキ君は、チョコレートアイスを注文。とってもご機嫌です。トーストも半分こしました。お腹もいっぱいになり、搭乗を待ちます。ここでもコウキ君は、じっとおとなしく、ほんとに「借りてきた猫」のように、椅子に座って待っています。
「ひこうき、もう乗るの?」
「もうすぐやから、もうちょっと待っててね。飛行機に乗ったら、リュウ君のおばあちゃんが迎えに来てくれるからね。」
搭乗して、すぐに出発します。コウキ君は、自分ひとりでシートベルトをしっかりします。
「バアバ、もうひこうき、とんでるの?」
「まだよ。飛行機が飛ぶのに、滑走路という長〜い道を一生懸命に走って、それから飛び上がるからね。今は、その長〜い道のところまで行こうとしているんよ。」
程良い揺れが、コウキ君の眠りを誘います。滑走路に行き着くまでに眠ってしまいました。
それから、仙台空港到着まで、眠り続けました。
「コウちゃん、着いたよ。起きないと・・・」
コウキ君は、慌てて自分のカバンを掛けて、身支度します。
「バアバ、早く降りようよ。」
私がゆっくりしていると、先に行こうとします。バアバは、どうも「お供の人」?の扱いのようです。(笑)
空港には、リュウ君のバアバと出産予定日を過ぎた娘が迎えに来てくれました。娘には早速尋ねてみました。
「気配は、まだなん?」
「まだみたいやわぁ〜。」
みんなで、昼食にお蕎麦を食べて、石巻のお家に向かいます。連休なので、高速道路は少し混んでいました。リュウ君もリナちゃんも午後2時半まで保育園に預かってもらっているので、コウキ君とお迎えに行くことにしました。
久しぶりの再会で、リュウ君もコウキ君もリナちゃんも大喜び。一緒に手を繋いで、大はしゃぎで帰ります。
帰ってからは、自宅の砂場でひとしきり遊んでいました。
それから、娘が歯科の仕事に行くというので、一緒に付いていきました。
「坂井おとなこども歯科」スタッフの皆さんとお会いするのも、昨年の11月以来ですので、ほんとに久しぶりです。1年近く経つと、やはり診療所らしくなって、皆さんの仕事ぶりも板についてきましたね。以前は、緊張が隠せなかった感じがありましたが、今回は空気が落ち着いているというか、自然に流れているというか、しっかり稼動しているという感じを凄く受けました。
院長にも、約1年経過して、良かった点や改良点をいろいろと聴き、とても参考になりました。これからの新しい診療所内装工事に是非活かせていきたいと思います。ほんのちょっとした工夫が、仕事をスムーズに進める利点になることを、あたらめて感じました。
夜は、「ふなや」さんでの食事。コウキ君は、いくら丼とマグロのやまかけ、真カレイの薄造りがお気に入りでした。
魚の鮮度がいいので、お刺身がとっても美味しかったようです。美味しいもの満載で良かったね。
コウキ君、今日はママのことは一切言わず、そのまま眠りにつきました。
3歳9ヶ月、もうすっかり「お兄ちゃん」らしくなりましたね。
それもそのはず・・・弟も妹もいるんですからね。
コウキあにい、しっかりたのんまっせぇ〜♪