丹波篠山より、今年2回目の松茸が届きました。
1回目は、坂東英二さんに3本おすそわけ・・・早速、19日のオフィシャルブログに掲載していただきました。
つぼみではなく、傘が開いたものですが、この方がとても香りが強く、ほんとに「松茸」という感じがします。開き松茸でも、軸の部分はシャクシャクと歯ごたえがあり、「松茸食べてる〜!!」という感覚になります。
孫達には、ほんとに「初物」(生まれてはじめて)ですが、2人共喜んで食べてくれます。美味しそうに食べるその姿や笑顔は、私にとって、家族にとって、ほんとに「かけがえのない」ものです。自分が美味しいものを食べている以上に至福の一時を味わえますv(^_^)v
今日は、その松茸を以前当院で勤めて下さっていたU先生の亡母上様ご仏前にお供えしたいと思い、出かけました。
U先生は、今年4月にお父様を、そして、この9月にお母様を亡くされました。
ずっとご一緒に暮らしてこられたので、さぞお淋しいことと思います。
久しぶりに歯科医院を訪ね、ご自宅の仏壇にお参りさせていただきました。
たくさんのきれいなお花に囲まれた仏壇。U先生はお仕事されながらも、こうして、想いは亡きご両親とともに「常にある」ことを感じました。
亡きご両親が暮らされていたその部屋には、まだ生前のなごりが息づいているようでした。決して嫌な感じではなく、ずっと見守って下さっているという「温もり」でした。
亡ご両親は3人の娘さんをこの家で育てられ、ご長女であるU先生とそのお孫様3人と共に、ほんとに幸せな時を過ごされたんだなぁと思います。亡お父様のこの家や家族に対する愛着は、家の空気の中に「凛」として存在していました。
大切な大切な心の支えを失われて、ほんとにポッカリ心に穴があいてしまい、茫然とされても当たり前という状況のなか、U先生は、お子様たちに支えられながら、毎日診療をされています。
胸がつぶれそうに痛いのに、それが私には伝わってくるのですが・・・
それを乗り越えなければいけないという強い意志と、お子様たちへの深い愛情と、母である・・・母であり続けることを自分に言い聞かせていらっしゃる姿に、私も胸打たれました。
辛い、悲しい時は「泣く」に限ります。女の武器といわれる「涙」ですが、男も女も、泣きたいときは思いっきり泣くことが必要です。心のとげを洗い流してくれるのですから。たくさん涙を流せば流すほど、心の傷は少しずつ癒されて、治っていきます。
涙は「心の洗浄剤」、良い香りは「心の栄養剤」。
U先生、少しずつでいいから、元気になってくださいね!