マンションの12階に引っ越してきて、早や12年目。
淀川の花火も、ここで12回目を迎えます。少し離れてはいますが、西面のベランダからは、真正面に大きな花火が見られます。誰に邪魔されることもなく、優雅に・・・
と、いきたいところですが・・・必ず誰かがやって来られます。今回は、いったい、何人集まるのでしょうか??
昨年は、土砂降りの雨の中の花火大会でした。「どうなるのかな?」と思っていましたが、意外に煙が抑えられて?きれいに見えました。今年は、おかげさまで天気に恵まれ、中津の町は、相当な賑わいを見せています。診療所隣りのコンビニは、
「ここから先は、コンビニはありません!!淀川までの最終コンビニです!!」
という謳い文句で、お客さんを呼び込んでいます。
そんな中、娘達の友人夫婦が子連れで来られるということ。
「いったい何人になるの?」
と、アバウトに数えて、夕刻の電車の混む時間帯に、阪急百貨店まで買い出しに行きました。阪急中津駅は、ホームが細く狭く、降りてくる方が多いと行列になり、ホームに人が溢れてしまいます。自宅の12階からは、その様子がよく見えるのですが・・・そんな中、皆さんと逆行して、梅田に向かいます。電車の中も、梅田の駅も、人で溢れています。浴衣姿の若い女の子がいっぱいいました。みんな競ってオシャレしているようですね。
阪急百貨店の地下食料品売り場も、人でいっぱい。うなぎの「魚伊」で、16人分の弁当を注文。30分ほどかかるというので、その間に寿司やから揚げなどを買っていました。
魚伊の店員さんも、荷物の多さに、
「重いですよ。一人で大丈夫ですか?」
と、心配してくれる始末。
「ありがとう、大丈夫です。腕力は鍛えていますから・・・4人も孫いるので・・・」
と、笑って見せました。が、一応持つことはできるけど・・・帰りは、地下鉄で帰ることになるので(阪急電車が恐らく満員だろうから)、ちょっと歩かねばなりません。やはり応援が必要かな??早速に娘に電話して、地下鉄中津駅まで迎えに来てもらいました。
自転車で迎えに来てくれた娘と、歩き出すと・・・交差点向かいのたこ焼きの屋台(常店)では、「花火をみながら、大阪一まずい!たこ焼、12個500円」と書いてありました。
さすが、大阪ジョークやね。「まずい」と書いてあるから、「どんなにまずいんやろ?ちょっと食べてみよか?!」って、気になりますものね。ほんまに、大阪人は「ひねくれ者」やから・・・(笑)。
帰る道々、露店がいっぱいです。娘の同級生がされている美容院「リゴッツ」の前も、たこ焼きやその他の出店をしておられました。お婿ちゃんが、もうすでに50個注文してくれていました。お兄さん、美味しく焼いといてね♪
大変なのに、どうしてこんなことするのかな?と思って、尋ねてみると、
「なんか、楽しいじゃないですか?!僕、ワイワイ賑やかなのが大好きなんですよ。」
若者の言葉ですね。みんなで花火大会を盛り上げて、楽しもう!!って、感じでしょう。そういえば、私も・・・でした。(フフフ)
自宅に着くと、もうすでに娘のお友達が来られていました。次々とやって来られて、あっという間にこんなになりましたぁ〜!!
皆さん、何人いるか数えてください。小さい生まれたての子もいますので、お忘れなく。
数えたら、23人で〜っす。うわぁ〜、あと3人来られるのに、弁当足りるかな???
まあ、何とかなるでしょう!!(いつも、こんなに気楽です・・・ポリポリ)
花火は、盛大に打ち上げられ、皆さん、大満足!!
娘達の友人との語らいも楽しいものです。違う業種の方が来られるので、いろんな勉強をさせていただけます。30歳前後でも、ほんとうの、「真の道」を追求している方があるんですね。ただただ、感心して話を聞いています・・・(納得!!)
一瞬にして打ち上げられて、花開く「花火」。音と、火薬の煙の臭い、人のざわめき・・・。現実に起こる栄華に、しばし酔いしれて(ビールも入っていますが)、ひとときの休息。
たくさんに打ち上げられた時の皆さんの歓声。
「わぁ〜〜!!きれいやねぇ〜〜!!」
嫌なことも何もかも、すべて花火と共に「ぱぁ〜〜っと」きれいに燃えて散ってしまえば、いいですね。心の中の「もやもや」も、奇声を発するたびに、出て行くことでしょう?!
花火大会は、心の中の煤けた火薬を燃やす日!!