リナの初節句のお祝いに、松屋町まで雛人形を見に行きました。
一昨年に、リュウの初節句で、鎧兜(よろいかぶと)を購入した増村人形店へ直行。店に入ってみると・・・おられましたぁ〜、あの社長さん。
前回に、とってもユニークな感じでお話ししてくださり印象的だったので、今回も是非社長さんに説明していただきたいと思っていたところでした。
娘が、七段飾りの大きなものは、出し入れが大変であり、置いておくスペースもないと言うので、最近流行りの三段飾りにしようと決めておりました。2階と4階を回ってみて、やっぱり正絹の着物を着せた人形のほうが、品があっていいと感じました。そこにおられた店員さんに、人形師のことや、顔の作りの違いなど、説明していただきました。
まず、人形の着物の作りが、手の込んだものは、比翼仕立てではなく、きちんと十二単衣を着せてあるのだそうです。関西では、やはり京都で製作した「京雛」が最高であり、関東ものは、手が込んでいない分、お値段が安い。京ものでも、作家(頭師)により顔の作りに違いがあり、ここでは「健山」と「猪山」とがあるということでした。「健山」とは男の人で、手作業ですが顔がスプレーによる塗り、「猪山」は女の人で、完全手作業で刷毛塗りであり、昔からの京雛の顔であるとのこと。
すべてが、初めて聞くことばかりで、一つずつ説いて聞かせていただきました。ぱっと見た目の時よりも、説明を受けてゆっくりと見比べてみると、なるほど・・・と思ってしまいます。
そこへ、社長さんが来られて、「いいものは、いいでっせぇ〜」という言葉とともに、お値段交渉して、やっと決まりました。2月1日の大安の日に石巻に着くように送っていただき、立春(旧暦の新年)以降に飾るのがいいと聞きました。いろいろとしきたりがあるようですが、女児が健やかに育つようにとの願いがいっぱい込められた伝統行事なんですね。
松屋町の帰り道。阪急電車に乗ろうとしたら、珍しい・・・
阪急電車開通100年のマークの付いた記念列車です。周囲の方が、大勢写真を撮っておられました。阪急電車も、100年の伝統を築いてきたのですね。
今日の夜は、孫4人と主人との「まごまご風呂」。
なんか・・・「ひなまつり」の歌が浮かんできましたよ。
♪五人囃子の泣き笛、太鼓腹、きょ〜うは楽しい「リナまつり」♪