浩子の部屋

山形のさくらんぼ

今日、山形から「さくらんぼ」が届きました!!
大粒の「佐藤錦」、超高級品種です。送り主は、山形県の主人の大学の先輩です。毎年、この時期になると、一箱(2?)送ってくださいます。娘達の大好物ですので、とっても嬉しく、喜んで味わっていただいております。
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以前から、私のほうも「さくらんぼ」を大切な方にお中元として送っていました。20年くらい前までは、近所の市場の果物屋さんから届けていただいていました。その後、山形県の農園に出稼ぎ?されていた当院患者さんから教えていただき、その農園から送るようになりました。バイオ肥料で育てた、とっても甘くて、実がしっかり詰まっていて、「一粒選り」の赤い宝石のような貴重なさくらんぼでした。ほんとに見事な色艶にビックリし、以後ずっと、この農園から送っていただきました。
ところが、3年前にこの農園が、「円天」という詐欺まがいの会社にだまされて、さくらんぼは送ったものの、その会社から支払いがなされず、結局倒産してしまったようなのです。ほんとに良い商品を作っておられたのに、気の毒なことでした。それで、どうしようと思っていたところ、2年前にそのバイオの農園を引き継いだ会社があるということで、そこに申し込みをして、送っていただきました。
ところが、以前より随分値段が高く設定されていたわりには、送られてきた商品がとても悪く、ここではもう頼めないと思いました。そこで、ちょっと途方にくれましたが、毎年さくらんぼを送ってくださっていた主人の先輩に、何処から送ってもらっておられるのかを尋ねることにしました。
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さくらんぼを作っておられる、ごく普通の農家です。「佐藤錦」という謂れのあるさくらんぼですから、もちろん作っておられるのは、「佐藤」さんという名字です。電話番号を教えてもらって、かけてみました。日中はみんな農園に出て行っているから、夜にかけて下さいという事でした。
「あの〜、はじめまして。歯医者の隠明寺さんからご紹介していただいた、大阪の江上歯科と申します。」
「ああ〜!、きいてるべ。隠明寺せんせっから、い〜つんも送らしてもらってるんとこださぁ〜。どうも、どうも。」
あとは・・・例の山形弁。わかったような、わからないような東北訛りに、ちょっと戸惑いながら、電話していました。今年はもう出荷が終わったので、来年からお世話になるということで、話がつきました。しかし、FAXが無いので、「手紙で送り先を書いて送ってください」ということでした。
いまどきFAXもないの?どんな田舎なんやろ???
・・・と想像しました。例の鳥取のスイカより、随分ひどい?感じです。佐藤さんによると、FAX買いたいけれど、お金もかかるし、買いに行く暇もないし(電気屋さん遠い)・・・というお話でした。「農家」って、ほんとに経済的にも大変なんだなあ〜・・・って、思いました。いわゆる「三ちゃん農業」という、家族で賄っている農園なんですね。
だから、ほんとに採れたてのさくらんぼを、そのまま送ってくださる。しかも、値段も良心的というか、原価ですもの。ありがたい話ですね。
今年も、私のほうから、親しい方に送らせていただきました。今年もまだ、FAXは無く、手紙を送りました。ただ、ちょっとさくらんぼの出荷は例年よりも1週間ほど遅れると聞いていました。今年の野菜の出来が悪かったように、涼しい期間が長かったせいです。でも、今日送られてきたさくらんぼは、見事です!!この大粒、凄いですね。
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3歳の孫も、さくらんぼと認識して食べるのは、今回が初めてかもしれません。
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最初は、ちょっと酸っぱいので、少しずつ躊躇いながら食べていましたが、美味しさが判ると、もう夢中で、口いっぱいに頬張って、果汁をこぼしながら、嬉しそうに次々と食べていました。どんなに美味しい赤い宝石のさくらんぼよりも、その頬張る孫の笑顔が嬉しいですね。
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さくらんぼ こぼれる笑みも 宝物

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