診療所新築工事も様々な材質・材料・機器等を順次決めていく段階に入り、日曜日に、タイルや洗面台・便器等の見学のため、INAXのショールームに行きました。その帰り際、ココエの初節句のための「雛人形」を買いに、松屋町へ直行。いつもの増村人形店へ。テレビCMにも出ておられる、ここの社長さんがとても気さくでユニークな方なので、社長目当てに行きました。
「社長さん、今日はいらっしゃいますか?」
「あの〜、奥の方におりますので、すぐにご案内させていただきます。」
木目込み人形のお雛様を、お婿ちゃんのご両親から初節句祝いに贈りたいという希望でしたので、木目込み人形ばかりが展示してある3階に上がりました。狭いマンションの部屋に置くのには小さな方がいいので、棚の上に置けるサイズのもので、品のいい可愛いものという視点で選びます。
娘が「お顔がふっくらとした方がカワイイ」というので、社長が「これ」とおススメしてくださいました。小ぶりでプックリとした、最近人気といわれるお内裏様とお雛様です。お雛様のお顔が、ちょっと“しもぶくれ”のココエに似ているかも??(笑)。京都で100年も続いている老舗が作ったという上品な屏風を付けていただきました。ここまで、あっという間に決まりました。
そうそう、マオも初節句でした。お祝いに、何か贈らないといけないのですが、リナのお雛様があるので、今回は市松人形を贈ることにしました。1階の入り口付近に飾ってあったのですが、一目見て気に入りました。着物がこげ茶色で今年の干支ウサギが柄にはいっている人形です。社長値段?で、ケースも付けていただきました。
夕刻の6時半ごろだったので、お客さんはもうほとんどおられない状態でした。
「良かったら、お神酒をいかがですか?」
と、若い店員さん?・・・と思ったら、実は社長の息子(長男)さんでした。とても気のいい方だと思っていたのですが、やっぱり社長の血筋を引いておられるのですね。
そこへ、奥から、社長が何やら持って来て下さいました。なんと、スルメです!!あぶって、酒の肴にと出してくださったのです。
人形店で、お酒いただくという事ですら珍しいですが、なんかとてもアットホームな感じで、良心的な仕事をされている・・・という気がしました。
主人もお婿ちゃんも、増村人形店に来るのは初めてでしたが、とても気に入っていました。特に、松屋町初体験のお婿ちゃんは、
「なんか、大阪ならでは・・・みたいな温かい感じですね。いいですね〜♪」
と、増村人形店の歓待に驚いていました。娘も、
「なんか、江上歯科と共通点あるような感じする。家族的なところ・・・」
と言っていました。(なるほど・・・)
店の奥では、社長が“おでん”の準備をされていました。
「今から何が始まるのですか?」
「これからみんなで腹ごしらえして、配送の準備をするんです。すぐに発送しないといけないものがたくさんあるので、今晩は遅くまでかかりますから。」
「わぁ〜、大変ですね。皆さん、頑張って下さいね。」
と、今日はとっても気持ちのいい買い物ができました。
やはり、大阪流は・・・
人情と「早い・安い・上手い!!」が原点ですね♪(感心)