厚生労働大臣表彰？

今日、娘よりＦＡＸがありました。何かな？と思って見てみると・・・
「武昭さんが厚生労働大臣表彰されることになりましたので、ＦＡＸします」
わぁ～～、すごい！！ＦＡＸ２枚目に、厚生労働省医政局長より、宮城県知事へ、「平成２４年度救急医療功労者の厚生労働大臣表彰について」と書かれた通知がありました。

厚生労働大臣ですから、東京に行かれる訳です。どんなに凄い賞なのかと、インターネットで調べてみました。すると・・・Ｈ24年の受賞は、全国で１４団体と、個人２０名です。その中に入るというのは、ほんとに素晴らしい、希有なことです。功績の蘭の記載は、次の通りでした。

救急医療の向上発展に寄与
「早くから石巻医師会理事、宮城県医師会理事も兼務し、その後石巻市医師会会長として救急医療体制整備と運営に尽力するとともに、昨年の東日本大震災では、発生直後より、各避難所を巡回し、医師として災害医療に貢献」

津波で一番被害の大きかった石巻市で、ご自分も被災されながら、電気もガスも水道もない水没していた診療所で、遠くから山を越えて歩いてやって来られる患者さまの為にも、津波で泥まみれになったアルミ袋から薬を取り出して、お渡しされていたことを聞いております。想像を絶する環境の中、地域の患者さまの力になりたいと思われる「医者としての使命感」は、ほんとに敬服致します。

どんなに辛かったことも、人から聞いたような噂話みたいにして、悲壮感もなく私達に坦々と話されます。もっと辛い目に遇われた方達を思われて、自分達は無事で活躍できることだけでもありがたいことなのだと、心底思っていらっしゃるからこその「言葉」だと受け止めております。表情や言葉には出されませんが、そこには素晴らしい「慈愛」の心が満ち溢れているのが分かります。

主人と共に、すぐにお祝いの気持ちを伝えたいと思い、電話をかけました。
「このたびは、すごい賞をいただかれて、ほんとにおめでとうございます！！」
「いやいや～、僕以上にもっと頑張って地域貢献しておられる方がおられるのに、申し訳ないような気持ちです。前に少し聞いていたのですが、今日、正式発表があったので、のりちゃんが連絡してくれたんですね。」
と、謙虚に答えられました。

東日本大震災の映像が、また目に浮かびますが、そんな困難を乗り越えられての受賞に、私達もとても嬉しい思いでいっぱいです。「地道に努力していれば、必ず報われる。」ということを、今日また新たな気持ちで受け止めさせていただきます。