浩子の部屋

ばけもの

60歳になって以後・・・
心に天使の羽根がついたように、ほんとうに「楽」な感じになりました。童心に戻ったように今まで縛り付けられていた「女」がらみのものから、解放されたような気がします。戸籍上や仕事上、見かけ上は未だ「女性」を続けておりますが・・・「嫁」「妻」「母」から解放されて、今残っているのは「姑」「婆」のみ??(笑)

オバサンを乗り越えて、完璧に「ババア」になろうと決めた途端、開き直り人生とういうか、それ以外は実生活には不必要だとわかりました。仕事上は妻を演じ、患者さんの信頼を裏切らないよう、継続していかないと・・・(頑張ります!!)

「老婆」とは、しわくちゃのばあさんという意味ではありません。「年寄」や「老」は人生経験のある知恵のある人と、尊敬していう言葉ですので、いろんな物事を冷静に見つめ判断できる視線を持った、男女を超えた領域にある・・・という人に近づいてきています。

様々な人間の「本心」と向き合ってきて、物事を感じることができる「今」は最高です。若い時に描いていた「60歳」のイメージ・・・よれよれになって、年金もらって、悠々の生活を送る・・・とは、ちょっと違っています。

残り時間が少なくなったことで、一日一日をより一層大切に思います。だからこそ、今日一日を、いえ、1分でも1秒でも、楽しい時間を積み重ねたいと思うのです。

それは、楽しむためであり、「遊ぶ」という感覚とは違います。人の為になることをしている「今を楽しむ」。たとえ、それが少し苦痛であっても、向き合った人の幸せに少しでも貢献できるのならば、本当にありがたいことです。

私の生きている時間が、誰かの為になるという歓び♪

仕事上だけではない、人生の先人としての位置関係、もしくは、私より年をとった方には、もっと「医者信仰」から離れて我が道を楽しく歩んでもらう為のお手伝いができたら、嬉しいですね。

「医者に殺されない47の心得」や「大往生したけれりゃ医療にかかわるな」という本をご存知ですか?

どちらの著者もお医者さんでありながら、「医者信仰に陥るな」と警告されています。つまり、世間は医者に対して依存心や依頼心が強すぎるのです。国民皆保険で、歯科では、どんなに田舎に行っても、きれいな入れ歯を入れておられるという環境になりました。でも、体のことは、自分で判断できないので、医者任せですよね。

診断は医者でないとできませんが、その診断の後の治療法は、自分も勉強して自分で決めるというのが必要だと思います。その判断もせずに、医者の言いなりになっている人が多すぎるのではないでしょうか?

「自分の体は自分で守る」という精神のもと、自分で守れない範囲のところを医者に判断を委ね、治療法は納得のいくものであるかどうかを、しっかり吟味して受けるという姿勢が大切です。

抗癌剤は猛毒である。つまり、癌が死ぬか、自分が死ぬかの「大ばくち」であることを認識してくださいますように。入院したまま動けない自分より、死の間際まで動ける人間でいたいと思いませんか?

ちなみに・・・
私は、患者さんや知り合いの人に、
「エネルギーが溢れていて、ちょっとただものじゃない。」
「ちっとも年取らんね。ほんまにばけものみたい。」
「どうしてそんなに元気なんですか?眩しくて、サングラスがいるくらいですよ。」
「年取るほど活性化して、人間じゃないみたい。」
などと、お褒め?の言葉をいただきます。(笑)

「60歳になって身軽になったから、これからもっと羽ばたきたい!!」
って言ったら、みんなに引かれてしまいました。(苦笑)

化け学を 専攻してきた 化け者や~!!

<追記>
写真は、中之島フェスティバルタワー37階「ラ・フェットひらまつ」で、パーティ当日大変お世話になった司会と進行の方の慰労会をしたときのものです。

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