浩子の部屋

33回・50回忌法要

主人の亡父33回忌・亡祖父母50回忌を迎え、主人の叔父や従兄妹たち全員に集まっていただき、法要を営みました。50年も経過して孫達が全員集合できるのは、本当にめでたい!!江上家の「お祝い行事」ですので、赤いロウソクと赤飯をお供えして、玄孫まで揃って、嬉しい嬉しい法要です。

法要の準備の為に、まずは自宅をきれいにしないといけません。まず、台所回りの汚れて破れている壁紙をアクセントカラー(薄緑色)に張り替えました。

次に、和室の畳の表替えをし、そして、落書きされていたふすま紙を張り替えてもらいました。ちょっときれいになって、気持ちいい空間が出来上がりです。座布団も新調しました。

お供えのおさがりは「粗供養」ではなく、50回忌なので、「志」で紅白の結び切りの熨斗を使います。当家は、桜の上用饅頭とタオルの詰め合わせを15箱ずつ用意しました。実家の弟には、丹波篠山名物の半月せんべいをお願いしました。また、主人の叔父からも大きなお菓子の詰め合わせが届きました。

当日は、仏壇の横に娘達夫婦からの供花をきれいに並べます。お供え物とお仏飯を整えて、仏花をお供えします。その後、18人の大人と6名の子供の分の座布団を並べ、浄土真宗本願寺派金臺寺のご院様をお迎えします。冷たいお茶と、お干菓子を用意します。門徒式章をかけて、仏様にお参りする心の準備も整えます。

11時のお参りに、皆さんが一斉に集ってくださり、お経が始まりました。孫達は、「なまんだぶつ(南無阿弥陀仏)」と唱えるときに、一緒に数珠をもって拝んでくれています。いつまで、このままで、じっとしていてくれるのだろう?・・・と思いながら・・・焼香が始まると、少し息抜きしてきたようで、案の定、うろうろしだしています。

仏説阿弥陀経が終わったら、孫達は、
「やっと、終わったネ~。」
ところが、またそれからゆっくりのペースで、正信偈が始まりました。
「まだ、あるの?」
と、子供たちは正直な?反応です。約1時間のお経が終わったとき、お兄ちゃん達は、
「これで、ほんまに終わり??」
2歳のマオも、
「はぁ~、ながかったね~。」
と、本音が出てきました。(笑)

お経が終わるのを待ちかねた子供たちの為に、ご院様もお話を短くしてくださいました。ここから移動していただき、ラマダホテルの花外楼へ。お参りに来てくださった皆さんと「乾杯」をし、江上家親族全体の発展を祈ります。美味しいお料理と、和やかに皆さんとお話しできる、この「今」の環境がとても大切だと感じました。

江上本家から派した分家ですが、主人で4代目です。江上家の「嫁」として、親族をまとめていくのが、私の務め・・・大きな役割をいただき、次世代・次々世代(6代目)へと繋ぎ、本流を絶やさずにいることで、皆さんに安心していただけます。そして、その一番重要な役割を娘(次女)が担ってくれたおかげで、「今」があります。次への引継ぎができたことで、私達夫婦の心の負担もなくなり、自分の健康と日々の努力、身内の健康や教育に集中して関わることができます。

この50回忌を迎え、ご先祖の采配かと思われることが、法要の前日に起こりました。先祖に感謝し、その本流を伝えていくことは、自分の意思ではなく、「ご先祖の決め事のままに従って生きていく」ことなのです。運命や出会いを、偶然ではなく必然と感じるのは、ご先祖の意思を感じることだと思います。素直にその意思を遂行することが、江上家の嫁として迎え入れられた「私の務め」です。

すべてが無事に終了し、ほっとしています。また、親族との繋がりも少し強くなったのではないかと思っています。あとは、6代目をしっかり見届けるのが、私の役目ですね。

手を合わす 悪戯っ子に 夢託す

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