丹波篠山「味まつり」が開催されている時に、七・七日の法要と納骨をしました。いつもなら、実家の仏壇に先にお参りしていただいてから、お寺に行くのですが、味まつりで道路が混雑しているため、直接お寺にお参りさせていただきました。孫達も何事があるのか・・・という気持ちでしょうが、ちゃ~んと付いてきてくれます。
曹洞宗「法昌寺」では、すでに準備がなされていました。和尚さんがお茶を入れてくださいます。その間、孫達は小さくて可愛いアマガエルに夢中です。あちこちにいっぱいいます。こんな時に殺生もどうかな?・・・とは思いますが、男の子達は必死です。
和尚さんのお経が始まりました。最初はお利口にしていた孫達も、ながいながいお経に飽きて、ごそごそ動き出します。やっと焼香の時間になり、皆がお参りしてくださるのを見て、同じように真似します。大人がこうして「しきたり」で動いている、また、先祖と自分を繋ぐ大切な行事であるのを、感じてもらえれば嬉しいですね。
お墓に参ったら、今度はバッタ探しです。大きなショウリョウバッタがいました。そして、亡き母の納骨をします。骨壷から、焼いた骨を白い袋に入れて、墓石の下に埋めます。
「ちいばあちゃんの骨、見せて~。」
と、孫全員が骨の確認をします。みんな、骨になった曾ばあちゃんの記憶が鮮明にあるようです。
それを見た主人が、孫達に一言。
「ひろこバアバも、焼いたらちゃんとお墓に入れたげてや~。」
「はい、私が死んだら、ここへ・・・違う、違う。私は江上家に入らんといかんねん。」
なんで、私が・・・あんたより先なん???(ぷんぷん)
お参りのあと、車移動して、実弟の歯科診療所を親族一同で見学。孫達は、待合室のキッズ用のオモチャに興味津々。必死で遊んでいます。抜け目ないですね。
みんなで料理旅館「高砂」に行きます。
亡き母に献杯!!こうして、縁のある親族が集合でき、絆を深めることができるのが、何よりもありがたいことです。亡き母の魂も、ここに喜んで参加していることでしょう。
美味しい秋の味覚会席。土瓶蒸しもいただいて、話も弾みました。
亡き母のおかげでいただいた、丹波篠山の秋のご馳走。主人の言うことには・・・
「ええ時期に、死んでくれはった・・・」
歯に衣着せぬ、心に衣着せぬ発言に、「ほんまにそうや」と思う。あの世からも、みんなに幸せを分けてくれる・・・私もそんな死に方せな、あかんね。
ふるさとの 山の幸食み 母偲ぶ