今日の午前中、滋賀県から来られた70歳代男性の方が、
「あれっ??これ僕の靴ちがいますわぁ。間違えて履いていきはった・・・(トホホ)
僕のはもうちょっと新しいし、靴の中に赤いシールが貼ってあるのでわかるんですわ〜」
「すみません。すぐに連絡をとってみますが・・・恐らく、ここに入って来られた時に治療が終わられた方のようです。伊丹市の方なので、家に着かれるまでに時間がかかってしまいそうです。とりあえず、院長の靴が履けるようでしたら、それを履いて帰っていただけますか?ほんとに申し訳ございません。」
と、後日、その方の靴を送らせていただくということで話がつきました。
伊丹の方に、後で電話してみると・・・
「あ〜、やっぱり。何かいつもと履き心地が違って、なんや柔らかいと思ってましてん。
すんません。明日持って行きますのでよろしいですか?」
とのことで、一件落着。
男性の方の黒い靴の間違いは、年に2〜3回あります。
たまたま、足のサイズや靴の形が似かよっている場合に、また、年配の方に多いようです。
その度に院長の靴が出張するんです・・・(笑)
受付では、歯科の流れ以外に、いつも右往左往しなければいけないことが、突然に起こります。傘を間違えられたり、自転車や家の鍵を失くされたり・・・
鍵はたいてい「いつも入れないポケット(?)」からでてきますが・・・
ひどい場合は、老齢の男性が、
「わし、帽子忘れてませんでしたかな?」
と、受付に来られ・・・
「あの〜ォ、すみません。頭の上に乗っているのは帽子と違いますんやろか??」
「あっ、あ〜〜〜っ!こんなとこに居よりましたんか。ちっとも見えんから、わからんかった。えらいすんまへん。」
と、スゴスゴ帰られたこともあります。(ちょっと可哀相・・・)
皆さん、歯医者に来て緊張して治療され、ホッとした時に無意識にする行動で、記憶が飛んでしまっているようです。
お気持ちはよくわかりますので・・・強くも言えず・・・患者様の困られている立場に立って、自分たちが行動しないといけないなぁと、思う日々です。
何事もない日々より、何事かがあった日の方がエネルギー消費量は高いですが、患者様とのつながりや、信頼関係の絆も深まり、楽しい1日になります。
いつも、明日はどんなことがやってくるのか、楽しみです♡ウキ!!
江上浩子