浩子の部屋

ゼツ(舌)妙な???

「わぁ〜〜、すごい!! あんな大きい舌、見たことない?!」
朝、テレビ番組「笑っていいとも」の<どんなビックリでしょうか?>のコーナーを みていた時のこと。
20歳代男性が画面に現れて、いきなり舌を・・・???
普通の方の5倍(大げさではないです)くらいの大きな舌が、それこそ「ベロ〜〜ッ!!」と出てきました。まさに、牛の舌みたいで、少し紫色がかった赤い分厚い舌でした。


あんなんあるんやぁ〜。ほんまにすごいなぁ〜。
ご本人いわく、自分で自分の舌をよく噛んでしまうとか・・・
少し、しゃべりづらそうにも見えました。
そう、「舌がまわらん」と世間でよく言う「あれ」です。
そのまんまや〜〜ぁ。
人間の体って、不思議ですね。いろんな所に秀でた方があるんですね。
口臭外来を始めてから、主人も私も、患者さんの舌はよく診るようになったのですが、あんなに大きな舌は見たことがありません。
よく、内科や耳鼻科のお医者様が、「あ〜〜んと、舌を出して」と言われて、舌や喉の奥を診てくれるでしょ?
舌の状態を診て、体の中の様子を診るのが「舌診」です。舌は「体内の状態を写す鏡」とか「内臓の鏡」とも言われています。舌色・舌形・舌態・苔色・苔状や舌の異常などを診ます。
今日はたまたま、宮城県から娘婿ちゃんのご両親が来られていたので、内科胃腸科医師のお父さんに尋ねてみました。
「舌の状態を、よく診断されるんですか?」
「いや、患者さんでよく来られるのが、『舌が苦い』という訴えが一番多いんです。舌がピリピリするというのもありますが・・・
でも、この領域は、内科でも、耳鼻科でも、歯科でも・・・どこが扱うものでもなく、境界不明瞭なところです。歯科の先生も、今やっておられるような口腔乾燥症についても、とてもいい所に目をつけておられると思います。」
と、お話いただきました。
また、お父さんは、舌をよく使うハーモニカを先月から始められたそうです。もうすでにハーモニカは17個もあるとか・・・
「えっ、そんなにいるんですか?」
「あのねぇ、ハーモニカの変調があるでしょ。それぞれに合わせたハーモニカが必要なんです。野口雨情の曲なんかは、哀愁ある音階というか音色を出せるようにね。お稽古は、まず道具からだね。」
と、苦笑い。
でも、よく舌を使うから、ハーモニカを吹いた後は、とてもご飯が美味しいのだそうです。
舌が筋力トレーニングしたようになり、舌の機能が向上して味覚がアップ。また、ハーモニカの中の銅板から出てくる銅イオンの影響で、美味しくなるという話もあるそうです。
それから、肺活量が必要なので、腹式呼吸をして肺の機能も良くなって全身の新陳代謝が良くなる。つまり、運動したのと同じで、お腹がよく空いて食欲が増進し、美味しくなる。
ハーモニカって、そんなに効果があるんですね。初めて知りました。
「それに、もっといいことがあるんだよ♪」
と、お父さんは続けられます。
「ハーモニカを上手に吹くと、周りの人に尊敬されるんです(嬉)。」
<ハーモニカの効用>
? ご飯が美味しくなる
? 複式呼吸ができる
? 周囲に尊敬される
もともと、お父さんは、「孫に聴かせたい!(尊敬されたい?)」と思って始められたことなんですが、一つのことから、相乗効果がいっぱいですね。
そうだ?!舌をあまり動かさない人には、ハーモニカを勧めたらいいかも・・・
ハ−モニカのハーモニーは「調和」という意味ですものね。
身体を調和させて体調が良くなり、周囲の人とも調和して仲良くなり、いい音色で心も調和して安らぎ、楽しいことがいっぱいですね。
舌(ゼツ)の妙技のハーモニカで、絶妙なハーモニーを!!
お父さん、頑張って続けてくださいネ!! 孫のためにも。

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