1年に3回、定期的に行っている父母親教室も今回で13回目を迎えました。
毎回、乳幼児のお子さんを持つご両親を対象に、虫歯ができやすい条件やおやつの与え方、歯みがき習慣の大切さ、フッ素の効果などを、当院衛生士がお話しさせていただいております。その後、歯磨き指導とフッ素塗布もします。もちろん、参加費は無料です。
今回は、7組17名の参加で、そのうちご夫婦参加は2組ありました。
当初は、手作りのグラフや張り絵で、皆様に資料をお配りしながら理解していただく状態でした。衛生士も人前に立つのは不慣れで緊張していて、台本をそのまま読むような形でしたが、回を重ねるごとに上達し、お母様のご質問にもスムーズに答えられるようになってきました。前回からは、パソコンのパワーポイントを用いて、より判り易く説明できるようにもなりました。最近では、「歯並び」や「食育」の話も加わって、「噛む」ことの重要性をお伝えしております。
毎回の準備で、裏方は結構大変です。
乳幼児を持つ親を特定し、アンケートをお渡し、もしくは郵送して回収し、参加人数を把握します。多すぎても少なすぎてもいけないので、10組程度に限定します。
ただ、お子様の発熱やケガや体調不良等で、当日キャンセルが2〜3組あるため、少し多めにお声かけはします。前々日に再確認の電話をかけるのですが、今回も2組の当日キャンセルがありました。(ちょっと残念・・・デス)
また、お子様の数だけ、お土産(おもちゃ・歯磨きグッズ等)を用意しておきます。
お土産は、それぞれの担当衛生士が、休日に購入してきてくれています。ちょっとした気持ち程度のものですが、お子様にはとても好評です。なお、終わってからは、わざわざ来ていただいたことへの感謝の気持ちを込めて、当日にそれぞれにお撮りした写真とともに、お礼状も送っています。
この教室を始めたきっかけは、お母さんやお子様のためもありますが、衛生士にとって、とても良い勉強の場になると思ったからです。予防歯科を専門的にしている医院に見学に行かせもらったことで、大変な衝撃を受けたのです。スタッフが楽しそうに自主的に行動し、「患者様のために」という発想が随所に表れていました。そして、何よりも子供たちが歯医者に行くのを楽しみにしているという事実に驚きました。
私院でも、「きっと何かできる」と思い、まずは母親教室から始めることに・・・
ひとつのことでも、スタッフが前向きに頑張ることは、自院の活性化にも繋がるはずだと思いました。
おかげさまで、回を重ねるごとにお母様方の評判になり、お友達にも輪が拡がって、小さなお子様連れの方もたくさん来ていただけるようになってきました。
何事も最初に始める時は、未知数でほんとに大変だけれども、一歩踏み出せば、少しずつ工夫を加えていけばいいので、だんだんに良くなっていくのは当たり前のことです。
しかし、これを継続していくことの方がより大変になります。地道な努力と発想と、そして周りの協力が必要です。
スタッフ全員が一致協力して参加する。
このことが、今一番素晴らしいことではないでしょうか?!
江上歯科スタッフ全員が、いつも和気あいあいとして、楽しく明るい雰囲気づくりをすることができるひとつの大きな行事。
これからも、皆様のお声を反映しながら、みんなで考えて進んでいきます!!
父母「おや?」教室は、乳歯は(チチハハ)「おや?」教室です・・・
おあとがよろしいようで・・・