夕刻、板東英二さんが、治療にやって来られました。
「娘に、ちょっと口臭がするかも?・・・と言われたので、歯石取ってもらおうと思いまして・・・」
歯茎が腫れておられるわけでもなく、炎症があるわけでもなく、ただ、少し歯石が付いておられたので、畑本歯科衛生士がスケーリングしました。
そのあと、私の得意分野の、口臭予防のケア用品の説明をさせていただきました。アメリカからの輸入のセラブレスシステム・シリーズです。
「これを使うだけで、一気に無臭になります。朝ケアすると、一日中持続しますよ。」
「わぁ、嬉しいなあ!!これで安心です。ありがとうございます!!」
と、とても喜んでいただきました。天然ゴムから作られた梅味ガムも試していただくことになりました。
その処置の間に、齊藤さんにファミリーマートで、板東さんの「たまごぱん」を買ってきてもらいました。売ってあるだけ買ってきてもらうように頼んだのですが、4個しかなかったようです。「たまごぱん」は、発売から2週間で、30万個も売れているそうです。今は関西圏のみの販売ですが、あまりの売れ行きに、ひょっとしたら全国展開になるかも??・・・とおっしゃっていました。
そして、たまごぱんと一緒に「写真撮らせてください」とお願いしました。治療に来られたのにもかかわらず、喜んで応じてくださいました。スタッフ全員とも撮らせてもらいました。板東さんも、
「これ、僕の今日のブログにさせてもらいますわ。僕の携帯のカメラで撮ってもらえますか?え〜〜っと、何処押したらよかったんかいなぁ。え〜〜、あっ、ここ、ここ。じゃあ、これお願いします。」
「板東英二のブレイクしたいねんっ!」に、早速、携帯電話でメールを打ち始められました。しかも、診療所のど真ん中で・・・
すぐに、控室のほうに座っていただいたのですが、お迎えのタクシーが来るまでの数分間、ずっとメール打つのにお忙しくされていました。
「あら?板東さんの携帯電話、私のとおんなじですよね。でも、縁が銀色になっていますね。新しいんですか?」
「あっ、これね。つい、2週間前に新しく買い替えたばかりなんです。だから、今一番新しいやつです。実は、僕の友達が携帯電話を落としてしまったんです。そしたら、僕に変ないたずら電話が何回もかかってきて、困ったんですよ。それで、留守電にも、脅しのような文句が入るようになったので、そのまま警察に預けたんです。だから、今のは番号も新しくなっているんです。」
「わぁ、それは、大変でしたね。有名人になられると、いろいろな面で、我々には考えられないご苦労がありますね。」
「まあ、仕方がないですけれどね。警察も協力的ですから、何か動きがあったら、犯人もひょっとしたら、わかるかもしれませんね。」
そんな話をしながら、ひたすらメールに没頭され、早速にブログにアップされていました。私のほうも、江上歯科のブログ「最近の江上歯科」にアップしました。ブログは、タイムリーでないといけませんね。大変ですが、板東さんの歩調に合わせておかなければ・・・と思いました。
お帰りには、主人が漬けている「たくあん」を2本プレゼントしました。実は、板東さんの大好物で、毎年差し上げているからです。ゆで卵と同じくらいに、白ご飯と漬物大好きな方です。ちょっと酸っぱいくらいがお好きなようです。
「わぁ、嬉しいなあ!!これいただくと、また胃が悪くなるくらい、食べてしまうんですよね。楽しみやなあ♪」
以前にも、よくラジオ番組で、
「中津の江上歯科の院長が漬けたタクアンは、ちょっと塩辛くて食べられへんわ。やっぱり、歯医者が漬けた漬けものは・・・ちょっと・・・云々」
などと、笑いネタに使われていました。でも、実は、食べて美味しいからネタにされているんですよ。板東さんの精一杯のお礼の気持ちが伝わってきます。
帰り際に・・・板東さんが、
「今日も、いろいろ教えてもらったり、いただいたりと、ほんとにお世話になってばかりでありがとうございます!!」
と言って、帽子を脱いで、深々とおじぎをされて出ていかれました。とても礼儀正しく、素晴らしい人格者であると感じました。もうすぐ、古希(70歳)を迎えられます。この年齢で、バリバリに頑張っておられ、ほんとにブレイクされて、凄いですね〜。
もう、かれこれ18年くらいのお付き合いです。けっこう長いですね〜。私達も年取ったって感じです。でも、お互いに、今も現役で頑張っていられることが、ありがたいことですね。これからも、末永くお付き合いください。
顔デカコンビの「たまごぱん」と「しかくぱん」。(笑)