25日に引き続き、各医院の予防歯科モデルを考え、各医院が発表する機会を与えられました。まず、先日の第一日目の講習を、本田先生がまとめてくださいました。
私達は、口腔内環境を改善するための「口腔内化粧品」という捉え方をするので、いかに快適性を維持できるかという「デンタルコスメティック」を推進していきます。つまり、
「お口の中の来本の機能を維持したり、口腔内感覚をより向上させるもの」を提供します。
お口の中の「熱い、苦い、すっぱい・・・」という訴えに対して、悩みを「受け入れてあげる」(受容)という姿勢がまず重要です。そして、その原因を追及して、解決策を与えてあげるという順序を間違えないようにしてください。本来、健康である時は健康であることのありがたさが分からないものですが、病気になると分かります。それと同じように、お口の中も、快適な気持ちのいい時にはわからないけれど、不快適になると「分かる」ので、患者は訴えてくるのです。
患者のそれぞれの訴えをオールマイティーに「コーディネイト」していく仕事・・・それが皆さんの「コメディカル」の仕事です。患者さんの要望を聴いて、商品を提供していく。そのために知識が必要ですので、しっかりと習得してください。そして、医院としては、トータルに「プロジェクト」として取り扱っていくようにする。さらに、それを実行してみて、半年後に「再評価」を行います。この再評価が重要であり、次に繋げていくステップになります。
今回、最先端の歯周病予防法である「ペリセラ」の実習をさせていただきました。口腔内化粧品に予防効果をもたらせたもので、歯周病菌だけをターゲットにして抑制していくものです。天然素材でできており、ダメージを受けた舌粘膜も修復してくれます。マウスピースのようなトレーに少量のジェルを付け、歯に5〜10分装着します。
その後マウスピースをはずして、ブラッシングをします。
次に、リンスキャップ1杯を口に含み、60秒間すすぎ吐き出します。水ではゆすがずに、このままで就寝します。歯茎に酸素を提供するように働くので、歯周病菌は活動できなくなる一方で、酸素大好きな善玉菌の活動が活発になり、健康な歯茎を維持していきます。
午後には、各医院によるプロジェクトの発表がありました。それぞれの医院による個性がはっきりと出ていました。熱心な医院では、自院の紹介から始まり、詳細にプロジェクトされたものをパワーポイントを用いて、明確な提示をされていました。当院は、「きれい息コース」と「歯周病ケアコース」との二つに分けて、各コース設定を紹介しました。値段設定も本田先生に妥当性を支持して頂きましたが、もう少し工夫することと、これを多くの方に知っていただけるように、チラシやパンフレットを作製するように指導して頂きました。
最後には、今回のセミナー受講の修了書を本田先生より授与していただきました。これからの診療に、即実践できるように、みんながチームを組んで頑張っていきたいと思います。
歯周病に対する「アンチエイジング」 の時代がやって来る!!
薫風ハナミズキ・・・白い花と新緑のバランスが美しい♪
薫息ハトハグキ・・・白い歯と歯肉のバランスが美しい♪