浩子の部屋

言いたい放題

当院の新築工事が始まって以来、待合室で待っておられる、もしくは会計待ちの患者さんから、いろんな質問が飛び交います。特に多い質問が、
「何階建てですか?」「全部診療所ですか?」「こちらから全部移るんですか?」「ココは、どうしはるんですか?」「駐車場はどうなるんですか?」等々・・・
このあと、大阪流というかヨシモト流?トークが始まります。
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仲のいい方ほど、「何を言ってもOK!」みたいなところがあって、ズケズケと、というかイケシャーシャーとしゃべられます。まあ、言葉遊びみたいなもので、言いたい放題言って、どちらかが笑ってしまって、ツッコミができなくなったら「負け」・・・みたいなものですね。中津という地域は、通称「中津村」という大都会の下町なので、「よしもと新喜劇」のお芝居のような「ぼけ・つっこみ」が日常会話になっています。(但し、これは地元密着の方のみですよ〜)
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先日も、治療を終えられた、よくお話しされる男性患者さんから、尋ねられました。
「前に、ビルを建てはるんですね。基礎が凄いですね〜。何階建てですか?」
「3階建てです。」
「さぞ、立派なビルが建つんでしょうね〜。」
「いえいえ、それほどでもなく、ごく普通です。」
「じゃあ、中身がさぞ豪華なんでしょうね〜。壁に金箔貼るとか・・・」
「ひゃあ〜〜?!それだったら、金閣寺みたいになりますやん。」(笑)
「僕、治療に来るたんびに、ちょっとずつ剥がして持って帰りますわぁ〜。」
「じゃあ、○○さんが来るたんびに、金箔がちょっとずつ減っていくんですね?」
と、コリコリと手で削るマネをします。
「あっはっはっ〜〜!!そうかも?」
と、ちょっと照れながら笑って帰られました。
ありそうもないことを言って、お互いに、空想の中で遊ぶ感覚です。今回は、お互いに「やられました〜!!」という感覚ですので、勝負は引き分けです。大阪人は、常識を超えた予想もしない言葉が、突然「棚ボタ」(棚からボタ餅)のように降ってきた時に、ツボにハマります。野球のボールで言うと、直球でもなく、カーブでもなく、変化球というところでしょうか?!
他にも、いろんな方が、言いたい放題・・・
「今度、ビル建ったら、僕専用の(治療用)個室を作っておいてくださいね。」
「俺の寝るとこ、作っといてや!!大阪来たら、泊まるからな。」
「はぁ〜、大きい歯医者になるんですね。よっぽど儲かってるんですね。」
「わしの車止めるとこ、なくなったら困るがな。トラック止めれるようにしといてや。」
「私の入れた歯の代金も、新しいビルの一部になるんですかね?」
「よっぽど金余っとるんやな。中津じゅうの金集めよって・・・」
上記はすべて中年〜熟年男性の言葉です。中には、「口の悪い」と思われる方もありますが、蔭口ではなく、面と向かって言われるので、アッケラカンとしています。そこまで言いますか・・・と、私の方も吹き出してしまいます。もう、ツッコミできる段階ではありません。笑うしかありません。私の負けです。(ははは)
女性の場合は、一般的には、素直に褒めてくださったり、新しい診療所に夢を描いてくださったり、でき上がるのを一緒に楽しんでくださるという方が多いようです。自分が通う歯科がキレイになることには、興味津々というところでしょうか?
「新しいビルに、浩子の部屋は、当然できるんでしょうね?」
というご質問ですが・・・作りたいのは山々ですが・・・まだ、未定です。
3階のフリースペースにグランドピアノを置く・・・という予定はあります。
まだ、構想途中ですので、出来上がりをお楽しみに・・・
総じて、皆さんが興味を持ってくださっているからこそ、いろんな会話ができるんですから、ほんまにありがたいことだと思っております。
これからも、皆さんの「言いたい放題」を、どんどん受け入れていきます。
そこに、新しい発想や構想のヒントが隠れている場合もありますからね。
どうぞ、熱い言葉を投げかけてください!!
あんまり過熱するようでしたら、我が消防隊員が駆けつけてくれると思います。(笑)
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