最近、花のお稽古(マミフラワー)は1ヶ月に1回のペースで行っています。今回は、マミ研究科の「オリジナルメリアの花束」を習いました。「メリア」とは、花の花弁を一枚一枚バラバラにして組み合わせ、数本の花から1つの大輪の花を作ることを意味しています。今日の花材は、カーネーション・チューリップ・スイートピー・トルコキキョウです。
綺麗な薄紫の「ブルーダイヤモンド」という名の八重咲きチューリップは、花弁の部分を半分ちぎり取り、その花弁を数枚重ねてワイヤーでソーイング(縫う)してまとめます。もう半分の茎の付いた方は、軸の中心にワイヤーをインソーション(挿入)して固定します。
カーネーションは、ガクの部分を割いて全体に平たく広げ、裏側から×(ペケ)になるようにワイヤーをソーイングして通し、軸にワイヤーを巻き付けて固定します。
八重のトルコキキョウは、花弁の一か所を割き、ワイヤーでソーイングして止め付けます。スイートピー「シキブ」は、一番下側の花を残して、全部切り落とします。4〜5個の花を横に並べて、ワイヤーでソーイングしながら、まとめます。1つの花のように見せます。
ここまでが下ごしらえです。
真ん中に、赤ビロード色のカーネーション2本を主軸として、周りに下ごしらえした花達を配置して、大きな大きな一輪の花を形成します。
どうですか?素敵になったでしょ?!
ナチュラルスティム(茎)をスティックロープでまとめたら、手に持って1?余ったところで、切り落とします。これは花束のハンドルの長さにする為です。まとまったら、フローラルテープで上から下まで巻き付けていきます。チューリップの葉やドラセナ、ベアグラスをバランスよく配置して、全部の茎を緑のハランでまとめます。
大きな大きなメリアのボケー(花束)の完成です。美しいでしょ?
それぞれの個性を分解して1つにまとめ上げて、違った美しさを作り上げる。
ナチュラルスタイルの花束も、それぞれの個性を主張しながら調和していて素敵ですが、「どうなっているの?」という驚きを与える大輪も、また華やかで素晴らしいですね!!
人生も メリアのごとし 大輪花
・・・になりたいですね。