2年前、私の母校の先輩より、理科研修会で歯科セミナーをしてほしいとの依頼がありました。主人は、講習会で話すことより、歯医者の技術で手を動かすことのほうが慣れているので、しばらく躊躇していました。
でも、新しい診療所に移転した後なので、設備も整っているから、見学がてら来ていただいたらいいのではないかという発想のもと、ついにお引き受けすることになりました。
来られる皆さんへの準備配布物や会場の準備は、受付スタッフが手分けして、整えてくれました。「どんな感じになるのかなあ~?」と思っていましたが、いつもの母親教室のように、2階の待合室に椅子を並べ、充分スライドが見える状態で、20人分の用意が整いました。あとは、進行が上手くいくかどうかだけです。
当日の午後2時前には、大阪支部の先輩諸氏や同級生が集まってくださいました。きちんと詰めて座っていただき、2時きっかりに、お世話してくださった浜中さんのご挨拶より始まりました。私も佐保会の一員として、集まってくださった皆様へのお礼の気持ちと、簡単な紹介の挨拶をさせていただきました。
今回は、主人とお婿ちゃんが講師として、皆さんにお話しさせていただきました。主人は、普通一般で聴けないような歯科に関する歴史的なことや総論を、夜な夜な?調べて、スライドにしておりました。
歯科用CTや歯周病・審美歯科のことは、お婿ちゃんがパワーポイントを使って、画像を分かりやすくまとめ、紹介してくれました。
来てくださった皆さんは、拙い主人の話ですが、とても熱心に聴いてくださり、また、お婿ちゃんは、最新のCT画像を分かりやすくお見せしたので、帰り際には、CT撮影したいというご希望もあり、これで良かったのかなあ~・・・という気持ちです。(安堵)
歯科衛生士によるつまようじ法のブラッシング実地指導は、皆さんに好評だったようです。日頃と違う磨き方ですので、歯茎マッサージの効果を実感していただけたことと思います。
私共の手前味噌でほんとに申し訳ありませんでしたが、大人向けのセミナーの第一歩を踏み出させていただき、当方にとっては、良いきっかけとなりました。これからも、皆さんに「歯」を大切にしていただけるように啓発するセミナーを、時折開催することを視野に入れて進んでいかなければと思いました。
お手伝いいただき、お心遣いをいただきました先輩諸氏には、心より厚くお礼申し上げます。(感謝)
今回感心したのが、母校の皆さんが、何よりも勉強熱心で、いつまでも“志”が若々しいことです。いろんな事に興味を持たれ、年齢に関係なく、学生時代のように目がキラキラと輝いて、新しいものへの興味がふつふつと湧き出てこられているのに、ほんとにビックリしました。講師をしてくれたお婿ちゃんも、
「質問が次々とあって、それがほんとに的を得ていて、さすがやなぁ~と思いました。」
と、感心しきり・・・でした。
最初、大変だなあ・・・と思っていたセミナーですが、いろんな発見がありました。依頼していただけるだけでも、ほんとにありがたいことだと受け止める、「沿う」ことの大切さを感じました。
矍鑠(カクシャク)の先輩諸氏を見て、まだまだやなあと思う我あり。
<追伸>
当日集まってくださった同級生は、講演会後にお茶をしながら盛り上がりました・・・ヨ。