秋の箕面慰安旅行

今年の春に、美容室でパーマの間にたまたま見ていた家庭画報の本。そこに「一汁二菜うえの・箕面店」が掲載されていました。とても美味しそうな懐石料理だったので、是非に行ってみたいと思いました。箕面の滝の近くなので、紅葉のシーズンが一番いいだろうと、祝日にスタッフ全員の予約が取れるかどうかを心配しながら、電話してみました。
ちょうど午後1時ならばOKということで、今回の慰安旅行が決定。

歯科医師5名、歯科衛生士4名、歯科助手3名、受付事務5名、孫達3名が参加しました。集合は、阪急梅田組と石橋組に分かれ、石橋駅で全員集結し、箕面駅に向かいました。箕面駅に着くと、大きな黄色い顔をしたユルキャラ「滝の道ゆずる君」がいました。箕面と言えば、「もみじの天ぷら」が有名ですが、実生柚子もこの辺りの名物のようです。孫たちは、ユルキャラに喜ぶのかと思ったら、逆に怖がって隠れてしまいました。（笑）

ここから緩やかな坂道を登っていきます。沿道には、もみじの天ぷらの他に、甘栗、吊るし柿など、秋の味覚がいっぱい。試食をしながら歩きます。

もみじも紅葉し、ほんとに美しいです。先頭をきって歩く先生方・・・
アラフォートリオ。

それに続く女子組。

そして、孫達はよそ道くってばかりで、なかなか進まないドン尻組・・・

途中休憩をはさみながら、ようやく辿り着いた箕面の滝。

今日も観光客はいっぱいですねぇ～。ちょっと一服の缶ビール片手に、全員集合写真。結構嬉しそうですよ～♪

小ぶりの雨が降り出してきたので、トイレ休憩をして、今日の目的地の「うえの」まで一気に下りていきます。行きは1時間15分もかかったのに、帰りは30分です。やはり食事が楽しみで、足取りもウキウキ？？？　下り坂も心の中は上り坂。

「うえの」に到着すると、もう準備が整っているようで、すぐに部屋に案内していただきました。とても眺めがいい場所です。眼下には渓流と紅葉が見えます。秋を感じる花もあちこちに活けてあり、足元にはホットカーペットが敷いてあって、外の寒さを感じないようにされています。心配りが嬉しいですね。

料理も一つずつ、厳選された素材を、ほんの少し工夫された味付けで、器にも気配りされた「おもてなしの心」がみられました。スタッフからも「美味しい～！！」の言葉とともに、至福の溜息が漏れていました。

てんぷらは、部屋で揚げてくださいました。ワカサギを手に持って、そのまま熱い油に泳がすというパフォーマンスに、みんな驚きでした。

〆のご飯は、土鍋で炊いてあり、全員に盛り分けてくださいました。

最後のデザートまで上品で、じっくり味わっていただきました。大満足、大満腹！！適度な運動にお酒もまわり、あまりにくつろぎすぎて、居眠ってしまう人まで出現。
「おいおい、まだお昼ですよ～。」と言いたくなるほどでした。（笑）

帰り際、玄関を出たら、店の前に顔見知りの患者さんが・・・
「あれっ？！キムラ君、なんでこんなところにいるの？」
たまたま紅葉を見に来た帰り道だったそうですが、たった今この前を通りかかった時に、我々が出てきたようです。
「ほんまに偶然やね～。ひょっとして、ストーカーしとったんちゃうか？」
「なんでやねん！！それより、なんで僕を呼んでくれへんかったん？ここで料理食べたかったのに～。」
そんなやりとりをしながら、ちゃっかり、店の前で全員集合写真のカメラマンを頼むことにしました。

そして、一緒に撮影した板前さんや仲居さんは、最後まで手を振って見送ってくださいました。ほんとに「非の打ちどころがない」おもてなし料理に感動です。スタッフも、お腹が満たされただけではなく、たくさんの勉強をさせていただいたことと思います。